金剛禅総本山少林寺

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九転十起

九転十起

【開祖、宗道臣語録より】
 人生という物差しで見たら、5回失敗しようと10回頓挫しようと、どうということはないし、心を変えずにいたら、あるときポッと出来るかもしれない。(1974年3月)

 昨年は二人の日本人がノーベル賞を受賞され、その快挙がテレビや新聞で連日紹介されました。
 さて、その栄えある賞を受賞された医学・生理学賞の大村智さん、物理学賞の梶田隆章さんお二方に共通する事があります。それは、「光栄です。」と喜ばれてはいますが決して自慢はされていません。そして関係する方々への感謝の気持ちを必ず述べられています。(これは過去の受賞者全てに共通しているようです。)
 恐らく何年も何十年もの間、試行錯誤や失敗を繰り返し、気の遠くなるような努力を継続されてきたことでしょう。その研究を続けてこられた思いのひとつには、自分の研究がきっと「社会に貢献できる」という強い信念があったからこそ、皆からも支えられ、くじけず続けてこられたのだと思います。そんな信念に基づき(心を変えず)努力を続けてきたからこそ、(あるときポッと)それに報いるような研究成果にたどり着けるのでしょう。世界から賞賛されるのはあくまで結果なのです。
 これらの事には、私たち金剛禅が大切にし、広げようとしているものと合い通じることがたくさん含まれています。
●誰かを笑顔にする志(信念)を持つ
●志に向かって行動する
●何度失敗しようがへこたれない
●謙虚な姿勢で感謝の気持ちを持つ
 さあ2016年のはじまりです。今年は身近な誰かを笑顔にしてみませんか。笑顔が増えるほどあなた自身が楽しい気持ちになるでしょう。

正しい目標を持ち、努力していると、きっと努力が報われる気付きや、発見があります。これは思いや行動が未来や結果につながる「ダーマ」のはたらきがあるからです。

備考
●大村さんの開発した薬は3億人以上の方を失明の危険から救っているそうです。3億人の人々の不安を取り除き、笑顔をとどけているのです。
●梶田さんの発見したことは、宇宙の成り立ちという人類の謎を解き明かすことに役立つかもしれないそうです。将来科学者を目指す多くの人たちがワクワク、ドキドキしているかもしれません。