金剛禅総本山少林寺

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素直に生きる

素直に生きる

【開祖、宗道臣語録より】
両親に対して感謝の気持ちを伝えることや、彼女に優しい言葉の一つでもかけられるようになれよ、本当に。そうしたら、人生は本当に変わる。私がそうだったんだから、間違いないぞ。(人生を良く変えるのは)ほんの一言でいい。ほんの数秒で転換できるんだぞ。こだわるからできないのである。素直に生きてくれ。楽しく生きてもらうことを希望します。(1975年9月)

私たち金剛禅では、「人がよりよく変われることを信じる」ということを大切にしています。日々の修練での易筋行や、道院長からの法話(教え)も、何らかの“気づき”を得て変わることの「キッカケ」なのです。日々の生活すべてを修行の場ととらえていることも、すべてが「キッカケ」を得る場所だからです。
では、どのようにすれば「よりよく変われるのか?」……簡単ではないかもしれません。そこで開祖は、そのヒントを残してくれています。上記のように、周りの人に一言でいいから“優しい言葉”をかけるように教えてくれています。しかし実行するのは意外と恥ずかしかったり、照れくさかったりするかもしれません。だからといって大切な人に自分の思いを伝えていないということは、とても残念なことです。

例えばお母さんに「今まで色々とありがとう」と伝えたとしましょう。目の前にいるお母さんは昨日までのお母さんではなく、“感謝されたお母さん”がいることになります。
もしかしたら、昨日まではあなたのことが心配でしかたのなかったお母さんが、あなたのことを安心して見守ってくれるお母さんになるかもしれません。自然とあなたへの接し方が変わり、そのことによってあなた自身も、自信や勇気が湧いてくるかもしれません。

このように「よりよく変わる」ということは、自ら変わろうとする努力だけではなく、自分の周りの環境を変えるということも、自分自身の変化につながるのです。あなたのほんの一言で。
恥ずかしさや照れくささといった、ちっぽけなわだかまりを捨て、素直になれば、素直にさえなれば、言葉は出てくるものです。素直になるほんの数秒の頑張りが必要なだけなのです。金剛禅では、そのようにすれば楽しく生きていけると教えています。早速あなたのまわりの大切な人に、あなたの素直な思いを伝えてみませんか?

※金剛禅では、些細なことでもそれが影響し合ってより良いものになっていくことを“ダーマの働き”の一面と考えています。良い結果を求めるなら、より善い行いをする。決して悪い行いはしないことが大切です。