what's70th

少林寺拳法創始70周年に寄せて

少林寺拳法グループ
総裁 宗 由貴

2017年、少林寺拳法は創始70周年を迎えました。
創始から今日まで実に多くの方々に支えていただき、少林寺拳法グループは今も元気に宗 道臣の志を世界に発信することができているのだと実感しております。関係各位とのご縁ならびに今日迄のご支援に心より感謝申し上げるとともに、今後も変わらぬお力添えを賜りたくお願い申し上げます。


さて、波静かな美しい瀬戸内海、讃岐平野に臨む緑豊かな山脈を兼ね備え、全国・世界の拳士が訪れるたびに「ただいま」と言いたくなる香川県の景色は、宗 道臣の時代から変わらず拳士たちにとって心の故郷と言うべき存在となっております。
この故郷に私たちなりのご恩返しをしたい―。喜び・楽しみ溢れる時間を創出し、多くの人と分かち合いたい―。その思いで創始70周年の記念事業を企画して参りました。
本事業では、70年にわたってこの道を拓いてきた180万の拳士とそこから連なる“縁(えにし)”を、少林寺拳法発祥の地である香川県・多度津町に結集し、人と人を繋げる様々な「架け橋」を展開いたします。今日まで育んできた「人と人とのつながり」を活かし、日本中から活気を集め、多くの方が「知る」・「学ぶ」・「楽しむ」ことができる青空のもとの大博覧会―、事業名『ブルースカイキャンパスin多度津』です。
少林寺拳法が、あるいはその発祥の地が、様々なコラボレーションの架け橋となり、現代社会で希薄になりつつある、温かみある“出会い”や“つながり”、そしてその中でこそ得られる“発見”を、展示会、講演、体験、パネルディスカッションなど幅広いプログラムを通じて、広く一般の皆さまに提供することができましたなら望外の喜びです。