これから少林寺拳法を始めようとしている人へ


 少林寺拳法の修練は、二人一組になって行います。
 これは、動く者に対応するための術を身につけるためでもありますが、自分だけうまくなるのではなく、共に協力し合ってうまくなってもらいたいからです。
 修練中は、互いに技を掛け合うため、時に痛みや苦しみを伴うことがあります。
 しかし、そうして仲間と触れ合いながら修行することを通じて、他人を思いやる心を養うことができます。
 少林寺拳法は、強い体と優しい心をバランスよく養うことで、本当に頼りとすることができる自分をつくり上げ、他の人のために役立つ人間になることを目指しています。道院や支部とは、そのための自信と勇気と行動力を身につけ、そして慈悲心を養うことができる場所です。

 

≪目指す人間像≫
少林寺拳法では、修練や活動を通じて、以下のような人になることを目指しています。
●自分の可能性を信じることができる人
●自分の考えをはっきり言えて行動できる人
●他人の幸せを壊すのではなく、つくることを考えて行動できる人
●正義感と勇気と思いやりを持って行動できる人
●みんなとともに、理解し合い、協力し合う生き方ができる人

●前向きに、生きる楽しさを共有できる人

 

 上記のような人間力を備えた人が、一人でも多く社会で活躍することで、世の中に蔓延する犯罪行為や不正行為など、さまざまな差別や各種ハラスメントなどは、きっとなくなっていくと信じています。
 少林寺拳法グループは、このような行為を断じて許さず、すべての拳士、指導者、役職員、その他の関係者が互いに尊重し合える、安全で快適な環境づくりに取り組んでいきます。
 これから、自分の変化を楽しみながら、共にチャレンジしていきましょう。

 

少林寺拳法グループ代表 宗 昂馬