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少林寺拳法と中国少林武術の違いについて

少林寺拳法は1947年、日本において宗道臣が創始した、教え・技法・教育システムによって、自信と勇気と行動力と慈悲心を持った社会で役立つ人を育て“人づくりの行”です。一人ひとりがまず頼りにできる自己を確立し、人間同士が援け合い、共に幸せに生きるための道を説いています。

“少林寺拳法”は固有の名称です。創始から64年経った今日では、すでに登録入会者数が170万人を超え、世界37カ国に支部を持ち、多くの国で商標登録されています。少林寺拳法グループは世の中に役立つ人材育成を目的とした組織として、世界で活躍しています。

1936年、少林寺拳法創始者宗道臣は中国河南省にある嵩山少林寺に立ち寄り、白衣殿 (観音殿)の壁一面に描かれた壁画を見て、修行僧たちが国境、人種を問わず、楽しく技を修練する場面に心を打たれました。それが、日本に戻り、少林寺拳法を創始するヒントとなりました。

宗道臣は中国大陸で戦争の惨さを体験し「日中友好なくしてアジアの平和はあり得ず、アジアの平和なくして世界の平和はあり得ない。」という思いを強く抱き、世界平和への願いと、そのためには不可欠な隣国中国との友好交流の大切さを説きました。この熱い思いを原点として、少林寺拳法グループでは40年近くに亘り、中国との友好交流を実践してきました。様々な交流活動の外、1982年映画『少林寺』撮影への制作協力、壁画や鼓楼といった歴史的建造物の修復支援、嵩山少林寺・現地教育機関と共同出資での少林希望小学校の建設等の人材育成に関する支援事業も行なってきました。

寺拳法グループと嵩山少林寺とは独立した別の組織であり、少林寺拳法と中国の少林武術・少林拳は目的も技法体系も異なったものです。2005年、少林寺拳法グループは世界統一の「シンボルマーク・ロゴ」を制定しました。これによって、少林寺拳法は教えと技法と教育システムを兼ね備えた人づくり集団として固有名称を守ると同時に、近年嵩山少林寺が世界で展開する知的財産権保護活動を尊重し、混同によって互いの権利を侵害しないよう協力しています。双方間には長年、互いの存在を認め合い、個性と特徴を尊重しあう良好な関係が結ばれています。


 

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