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2012年01月 暮れの鐘
名残を惜しみ 花を見返す 暮れの鐘
私が生まれた時(昭和24年)、既に他界していた祖母の残した唯一の俳句です。
「天位」とあるので何かの賞をいただいたのかも知れません。祖母の実家は、江戸時代藩候に出入自由を許されていた俳句の師匠の家柄だったそうです。
多分この句は、自分のよき時代を回顧する晩年の作だろうと思いますが、「暮れの鐘」には、行く先を閉ざされた重苦しささえ感じます。
振り返れば、大震災。先を見れば、見通しの立たない未来。
これまでは、ほんとうに身も心も塞がってしまいます。
花も見返せないことってありますよね。
重苦しい一年のはじまりとなりました。
二日の朝、いつもの早朝ウォーキングを終え、近くの小学校の校庭でクーリングダウンをしていた時の事です。
その日は、出発する時から雪が降っていて途中から霙(みぞれ)に変わり、ずぶ濡れになってのトレーニングでした。
ところが、校庭で前屈していたからだを元に戻した時、目の前の山裾から、くっきりとアーチ型の虹が見えるではありませんか。
これが私の初夢となりました。
人生は苦しみの連続です。人との諍い∞病気∞老い≠サして、窮極は死≠ナす。
私達は一生これらと闘わなければなりません。
でも、ほんとうの敵は自分の心≠ナあると闘いの真っ最中に気付くのは、至難の技ですよね。
「大雨の箴(いましめ)という心得が『葉隠』の中にあります。
雨に濡れまいとする逃げの気持ちが、不安や恐怖を必要以上に煽り立てるのであって、はじめから濡れることを覚悟していれば、急場を凌ぐことが出来るという意味に解釈しています。
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ






