金剛禅総本山少林寺

ホーム > TOPページイラスト > 少導師補任は亡き師への恩返し

TOPページイラスト

少導師補任は亡き師への恩返し

少導師補任は亡き師への恩返し

 この程、補任条件を満たす門信徒に僧籍編入をすすめ、10名の少導師が当道院に生まれました。普段儀式や易筋行等の意図を明確に理解していなかった門信徒に対して、金剛禅運動を理解し共鳴してもらいたいと願っております。さらに僧階補任者が増えることで道院の質が向上し、私自身も自己の研鑽と指導内容を見つめなおし、金剛禅運動に対する姿勢を革新させていく機会につながると考えました。
 補任された門信徒にとって輪袈裟の重みはあるようです。表情や所作に少しですが成長を感じます。また、僧階補任者にはまず絵本の読み聞かせをしてもらっております。当初、抵抗感があったのですが、その価値を伝えたところ継続してくれています。集合を掛けなくても少年部の拳士たちが絵本を持った拳士の周りに自然に輪になって集まり易筋行よりも集中して聞いている姿に手応えを感じているようです。
 また、私が高校少林寺拳法部の監督を兼任している関係もありますが、高校生が道院の修練にも参加してくれています。修練や新春法会、合宿、納会等の儀式行事を通じて拳士の交流が生まれていることを嬉しく思います。道院の拳士が高校生になると少林寺拳法部に入部し、道院へも兼籍し、卒業後は道院に戻るといった、道院→部活兼道院→道院という流れが生まれることで、卒業後も少林寺拳法を継続してくれるよう期待しています。その中から次世代の指導者が育ってくれることも願っています。
 私は小学校3年生の時入門し、師から強い影響を受け、少林寺拳法部のある高校を選び、卒業後は日本少林寺武道専門学校に進学、その後カナダの支部でお世話になり、2011年より道院長になりました。(小学生の頃には「道院長になる」と言っていたようです)
 私自身が少林寺拳法を通じて経験させていただいたこと、金剛禅の教えから学び感じたことを微力ながら後輩たちへ伝え、少しでも良い影響を与えることのできる人間になれたらと考えています。僧籍編入をすすめるのもその一環です。
 これからも亡き師の意思を承継するという責任と、報恩の思いを懐きながら道院長を続けてまいります。
札幌篠路道院 道院長 矢部博文