金剛禅総本山少林寺

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新しい時代と、不変の真理

新しい時代と、不変の真理

 私が少林寺拳法に出会ったのは、小学5年生の頃でした。当時非常に仲の良い友達がおり、ある時ケンカになり負け、その相手が少林寺拳法をやっていたので「俺、“少林寺”やるから、おまえも一緒にやろう!」と言うのです。彼は非常に気が強く、気弱な私は半ば強引に誘われるままに、道場見学に行きました。
 一応見学して断るつもりでしたが、師匠と出会い、はじめにかけていただいた言葉に、妙に惹きつけられた事を今でも覚えております。それは「嶋澤君、はじめから強い人間は少林寺拳法をやる必要ない!弱いから少林寺拳法を修練するんや!」という言葉でした。
 それでも半信半疑の私でしたが、とりあえず入門し、出来るとは思えない少林寺拳法を修行してみることにしました。その後、誘ってくれた友達は入門から1年目で辞め、同時に彼とは疎遠となりましたが、私は入門からまもなく30年目を迎えます。その間、先生がご逝去され、道院長を引き継がせていただくことになりました。
 予想していた人生とは違いますが、私はそうなる可能性を秘めていたようです。
 そして何より、目に見えない働き“ダーマ”によって導かれ、多くのご縁によって育てていただき、それが実現したのです。
 平成から「令和」へと変わり、少林寺拳法もまた新師家の、新時代へと進んでいきます。体制は変われども、変わらず人との縁を大切に、まだ見ぬ自分(可能性)を見いだそうとする、同志の力になりたいと考えております。
 そして今伝えたいことは、強引に誘ってくれた当時親友だった彼に対する「ありがとう!」の気持ちです。

  

播磨新宮道院/嶋澤 義文