金剛禅総本山少林寺

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「よいしょ」の掛け声から笑顔へ

「よいしょ」の掛け声から笑顔へ

 多度津町社会福祉協議会からの案内で「多度津介護教室(少林寺拳法で介護ができる)」を受講しました。正直「少林寺拳法で?」という思いはありました。今では両親も他界しておりますが、介護をしているときは本当に大変で、少しでも楽になりたいという思いは常にありました。その時のことを思い起こし、どんなものか受講してみることにしました。
 椅子に座っている状態から立ち上がらせる方法や、ベッドから起こして立ち上がらせる方法、そこから車椅子に乗せる方法・・・。「えっ」というほど楽です。あのとき一生懸命「よいしょ」と力を入れていたのは何だったのか。その時知っていれば、私の身心が楽になって自分の時間をもっともてたかもしれませんし、少し違った生活になっていたかもしれません。大変さが軽減されることは、私にとっても両親にとっても間違いなく優しさです。後から知ったという少し残念な思いはありましたが、これからの人たちは介護をする側も受ける側も楽になり、「よいしょ」の掛け声が「大丈夫?ちゃんと立てたね!」という言葉に変わり、家族に笑顔が増えると感じました。
 他の受講者の方はほとんどが現在進行形で介護をしている方でしたので、嘘のように楽に対応できることに驚き、次から次へと「こんなときはどうすれば?」と質問が出てきました。時間に限りがありましたので全ての質問に対処できていなかったようですが、皆さんこのような時間が定期的に設けられることを期待しておりました。
 少林寺拳法で介護と言われてもピンときませんでしたが、受講してみるとなるほど少林寺拳法ならではということがよくわかりました。この取組が少しでも広がり、世の中に「良かった」とか「笑顔」が少し増えること期待し、陰ながら応援しております。
 (受講者H)