ホーム > 新着情報

新着情報

 

ドキュメンタリー映像「SHORINJI KEMPO 70 YEARS」(アメリカ、エンプティ・マインド社が制作)が、2018年7月に発売されたことをお知らせいたします。
映像の内容は、少林寺拳法創始70周年に開催された「2017少林寺拳法世界大会in California, USA」と「2017年少林寺拳法国際講習会」の模様をメインに、「ブルースカイキャンパスin多度津」が記録されています。その映像は、日米を行き来しながら、緊張感のある大会風景、笑顔の溢れる講習会・ブルースカイキャンパスなどが、多くの武道や武術を取材してきたジョン・ブレイリー監督独自の視点で切り取られています。
今回映像には、宗 由貴WSKO会長はもとより、大澤 隆金剛禅総本山少林寺代表、川島一浩WSKO事務総長をはじめ、大範士九段の高段者、各国拳士のコメントが記録されています。少林寺拳法創始者・宗 道臣に直に接した古参の指導者が思い出を語り、「今、生きていたら……」と思わず涙ぐむ場面もありました。また各国拳士は、国際講習会を受講しての感想を率直に語っています。少林寺拳法創始70周年記念行事が凝縮された、見どころ満載の映像となっています。

少林寺拳法世界連合

1.購入方法 エンプティ・マインド社のウェブサイトから注文する。
2.URL  http://www.emptymindfilms.com/
3.価  格 1)ダウンロード版 17.99ドル
      2)DVD版 19.99ドル(送料別)
4.備  考 監督:Jon Braeley、著作:Empty Mind Films LLC、収録時間:約1時間
      なお、2015年に制作された「Warriors of Budo Episode Seven: Shorinji Kempo」も併せてご鑑賞ください。
      ※購入を希望する拳士の方へ、特別なお知らせを支部長の方へ送付しております。支部長を通じて、情報をご確認ください。
5.問い合せ先  少林寺拳法世界連合 事務局
        E-mail:wskohq@shorinjikempo.or.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年06月21日

ヨーロッパでは大変有名で、世界最大の武術ショーでもある、第33回パリ武術フェスティバルが開催されました。青坂寛先生(フランス連盟監督、大範士九段)を始めとするフランス少林寺拳法連盟の拳士が、少林寺拳法のデモンストレーションを行いました。3月24日土曜日、評判の高いアコーホテルズアリーナ (以前はベルシーアリーナとして知られていました。)に15,000人の観衆が集まり、複数のテレビチャンネルによりヨーロッパ各国にも放映もされました。午後8時から夜中まで30種類以上の武術が披露されました。このイベントは、フランス最大の武術雑誌「カラテブシドウ」が毎年主催しています。

近年、華やかで見た目の大胆さが好まれているため伝統的な真の武道は減りつつありますが、今でも少林寺拳法は堅実に武道の神髄を披露しています。

午後9時ごろ、青坂先生と6名の拳士が入場しました。青坂先生は「風」と「風車」をテーマにした2つの錫杖の演武から始め、その後、拳士一同で衆敵闘法を披露しました。再び青坂先生が拳士と共に、衆敵闘法を披露しました。熱烈な拍手が続き、観衆は驚きとともに7分間の演武を心から楽しみました。そして、主催者からも感謝されました。

ショーは成功裏に終えました。ヨーロッパ各地でテレビ視聴も出来、少林寺拳法にとっても有意義な機会となりました。青坂先生はこれまでこの祭典に、1980年から10回ほど出演されています。

72歳の青坂先生は、この行事において最年長の熟練した先生です。青坂先生が半世紀にも渡り続けてこられたご尽力により、ヨーロッパで少林寺拳法は広く普及しました。

私は、少林寺拳法がこれからも広がり続けていくことを望み、また信じております。世界中の拳士にとって、それが大きな喜びだと思います。

フランス少林寺拳法連盟
イバン・ロハ(パリ支部)

  

  

  

 

 

 

 

 

 

 

2018年05月27日

第1回少林寺拳法女性大会が2018年4月19日、20日にインドネシア・ジョグジャカルタ市で開催されました。この行事が開催された4月19日から20日という日付は、インドネシアの女性が圧力の下で生きていたことを書き続けた、貴族でありインドネシアの国家ヒロインでもあるRaden Ajeng Kartiniの誕生日が4月21日ということにちなんでおり、インドネシアでは毎年祝われています。この行事は女性拳士のみで行われ、少林寺拳法では初めての試みです。この行事はまた、ジョグジャカルタの地方委員であり2013年8月1日に逝去した女性拳士Christina Siwi Handayaniを偲んで行われました。この行事にはインドネシアの各支部から約200名の女性拳士が参加しました。

Kartiniは女性の平等と解放を粘り強く続けたことでよく知られています。昔のインドネシアの女性は自由、教育、スポーツなどの人生のあらゆる面で男性に遠く及ばないと感じていました。

   

   

 

 

 

 

 

2018年のフランス大会と合宿は、4月14日と15日にパリで開催されました。

フランスのみならず、ベルギー、モナコ、オランダ、スウェーデン、そして米国からも160名を超える拳士が集まり、共に修練し演武会で競い合いました。大範士九段の青坂寛先生がこの行事を統括されました。

【4月14日 午前】

土曜日の朝、パリは晴天でした。午前9時に鎮魂行と体操で練習を始めました。その後、30名の拳士が昇格考試のため離れ、残った拳士は高段者の指導員と技術の練習を続けました。剛法と柔法を学び、様々な支部から来た拳士と一緒に練習する機会がありました。

【昇格考試】

受験者は見習いから二段までの拳士でした。彼らは最善を尽くし、それぞれの考試に合格し、6級から三段の資格を得ました。おめでとう。

 

【学科】

午前中最後の時間は青坂先生の学科でした。私達の人生を理解するための正しい方法である一期一会の大切さを特に強調されました。健康、強さ、安全、友情の道を歩むためには、行動するために時間を取ることが必要であるということです。

 

【4月14日 午後、演武会】

演武会は午後に行われました。共に五段のDidier Denmat と Frederic Juhelのデモンストレーションで競技を始めました。両名は、2015年10月にポルトガルのリスボンで開催されたヨーロッパ大会の最優秀賞を獲得したペアです。13名の級拳士と15名の有段者のペアが競いました。競技の最後には、さらに三組のデモンストレーションが披露されました。Yuko Irie Beyer (初段) と彼女の夫 Olivier Beyer (五段)、そして2組の子供が披露し、観客を楽しませてくれました。参加してくださった皆様に感謝します。

 

【演武会の結果】

級拳士

  • 1位 : Pontchâteau支部 Benjamin Blain (2級) と Magalie Marchello (4級)
  • 2位 : Cholet 支部 Florian Renaudin (2級) と Florian Mouliade (2級)
  • 3位 : Vallet 支部 Gilles Amador del Valle (2級) とSébastien Node (2級)
  • 女性最優秀演武:Paris支部 Aurélie Rochelle (2級) と Marie Valentin (1級)
  • 5級、4級最優秀演武 : Pontchâteau支部 Vanessa Moreau (4級) と Stéphane Fontanet (4級)

有段者

  • 1位:Cholet支部 Emma Juhel (1級) 、 Mickaël Toscanelli (初段)
  • 2位:Gennevilliers支部 Rachid Guendouze (3段) 、 Noël Ly (3段)
  • 3位: Pontchâteau支部及び Lamotte-Beuvron支部の先生 Kristen Regardin (四段) 、Laurent Leguay (四段)
  • 女性最優秀演武:Vallet支部 Dominique Pasquier (二段) 、Saint-Nicolas-de-Redon支部の先生 Laurence Joly (四段)

 

【4月14日 練習と演武会閉会】

1日の終わりに、全ての拳士はフランス連盟から懇親会に誘われ、親交を深める時間を持ちました。これも少林寺拳法の良いところです。会い、知り合い、共に分かち合い進化し合うということです。私たちは皆、有意義な初日の後に大変楽しい時間を過ごしました。

 

【4月15日】

日曜日も合宿は続きました。土曜日と同じく、鎮魂行と体操、基本で始め、その後高段者の先生方と資格別のグループで練習しました。青坂先生は各グループで積極的に、時には自ら技術を示範してくださり、参加者を喜ばせてくださいました。

合宿の最後、着替えを済ませ別れを告げた後、次の行事を楽しみにしつつ皆帰途につきました。今年は、次のフランス全国合宿が特別にベルギーのブリュッセルで6月16日に開催されます。また、次回のヨーロッパ大会が2019年7月にスウェーデンのストックホルムで開催されることが発表されました。

そこで皆様とお会いできる事を願っています。

 

大範士九段青坂先生と、Giovanni Tramontini空手フランス連盟全国技術監督者

 

  

  

  

 

 

 

支部長各位

少林寺拳法創始70周年記念事業へのご協力・ご協賛、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

この度、少林寺拳法創始70周年記念誌『-架け橋-』が完成いたしました。

本記念誌は、記念事業を後世に伝え、少林寺拳法創始からの足跡とともにその理念と現在の活動をふり返るものです。所属拳士の皆様と一緒にご一読いただければ幸いです。

今回ご予約いただいた皆様には、特典として『記念映像DVD・ピンバッジ』をセットにしてお送りいたします。専用申込書にてお申込みください。

なお、このお知らせの英語版は2018年5月12日頃に掲載予定です。

 

【問合先】

 少林寺拳法世界連合 事務局

 TEL:+81(0)877-32-2577

 E-mail:wskohq@shorinjikempo.or.jp

記念誌 架け橋 申込書

 

2018年04月19日

第5回少林寺拳法ロシア合宿

2018年4月6日から8日、ロシアのサンクトペテルブルグで第5回少林寺拳法ロシア合宿が開催されました。

モスクワ支部、スンギル支部(モスクワ)、バルティカ支部(サンクトペテルブルク)、ヴォルガ支部(ニジニ・ノヴゴロド)の全支部から支部長や拳士が参加しました。さらに、スウェーデン、ドイツ、キルギスタンからも参加し、総勢68人となりました。

合宿の指導は、ロシアとスウェーデンの次の支部長が担当しました。ロシアからは、アレクセイ・ロキツキー(五段)・濱川誠(五段)・アレクサンダー・ソフロノフ(四段)・アナトリー・ルクーティン(四段)、スウェーデンからは、アンデシュ・ペテション(六段)、アレックス・ティリー(五段)の各支部長が指導を担当しました。また指導者のアシスタントはアレクサンダー・クラマール(ロシア、三段)、バレリー・カリビアン(ロシア、三段)、アントン・コズロフ(ロシア、三段)が務めました。

初日には、運用法の練習が行われ、参加者は距離、スピード、反撃、攻撃、心構えなどを学びました。

2日目には、参加者は4つのグループ(見習~4級、3・2級、1級・初段、二段以上)に分かれ、基本練習を行った後、剛法と柔法の技術を練習した。アレックス・ティリー支部長が、「考える武道」という講義を行いました。

3日目は、基本練習の後、グループに分かれて剛法・柔法の技術を練習し、組演武と運用法も行いました。講義は、アレクセイ・ロキツキー支部長が、「鎮魂行―心を整え、体を整える」という内容で行いました。

今回のサンクトペテルブルクの少林寺拳法ロシア合宿は、サンクトペテルブルクの日本総領事館が開催する第18回「サンクトペテルブルグの日本の春」の祭典に参加しました。この祭典では、日本の文化に関連するさまざまな文化やスポーツイベントが行われます。合宿2日目、この祭典に少林寺拳法のデモンストレーションを行いました。ロシアの拳士や支部長の他、ドイツから参加した拳士も組演武を披露しました。

     

 

2018年04月18日

東南アジア地区WSKO講習会

2018年2月2日(金)、3日(土)、カンボジアのプノンペンにおいて東南アジア地区WSKO講習会が開催されました。

会場全景(カンボジア支部)

WSKOからは、川島一浩WSKO指導員(WSKO事務総長)、永田昌範WSKO指導員、デビット・ワンWSKO指導員、荒井章士WSKO指導員が派遣されました。
受講者は、8か国から集まりました。これまで東南アジア地域で開催されたWSKO講習会で、これだけ多くの国が参加したのは今回が初めてです。
(参加国: カンボジア、ベトナム、マレーシア、フィリピン、ミャンマー、インドネシア、シンガポール、日本)

講習会前日の2月1日(木)には、昇格考試(初段~三段)及び特別昇格考試(四段)が実施され、19名が受験しました。

 

指導員紹介(デビッド ワン WSKO指導員、講習会初日)

同日、荒井指導員より考試員・審判員講習が実施され、受講者には2018年度からの任期の資格取得または更新がなされました。

2月2日(金)講習会初日、カンボジア支部の支援者であるオクナ・ソッペン氏による開会挨拶から講習会は始まりました。
ソッペン氏は、カンボジアにおける少林寺拳法の普及のための様々な協力をいただいている方です。

開会式後、荒井指導員による基本修練から始まり、川島指導員、永田指導員、デビットワン指導員も加わり、各資格別に分かれて実技指導が行われました。休憩中も、指導員が道場にいると質問が途絶えないという受講者の熱心さでした。

 

鎮魂行(主座: マレーシア連盟ピーター・チャン会長 / 講習会2日目)

講義は、川島指導員より、WSKOの事業方針や概況について講義がされた後、WSKO事務局の加藤職員より少林寺拳法の知的財産についての講義、支部長資格認定研修の講義が行われました。

講習会2日目も各指導員による実技指導、そして荒井指導員による少林寺拳法の教えについての講義が行われました。
閉会式では、全受験者19名が晴れて合格したことが発表され、川島指導員より允可状が授与されました。

 

川島事務総長による技術指導

 

荒井指導員による技術指導と講義「少林寺拳法の教え」

講習会閉会にあたり、川島指導員から全受講者に対し「これまで東南アジアにおいて開催したWSKO講習会の中で最も参加国が多く、意義ある講習会となったと」述べられ、喜びを分かち合いました。夕刻からは道場の屋外で懇親会が開催され、全参加者が料理を囲んで歌や踊りを楽しみ、親交を深めました。

参加者記念撮影

 

  翌日の午前中は、希望者に限った質疑応答の自由練習でしたが、カンボジア支部の一般・少年拳士を含め、殆どの受講者が参加し、盛況なまま終了しました。

カンボジア支部、ラク・チャンソバン支部長始め所属する拳士達、支部長のご家族、関係各位には、講習会開催に当たっての準備に多大なご協力をいただきましたことを感謝申し上げます。そして今回の講習会が、東南アジアでの少林寺拳法普及の礎になることを祈念しています。

 

 

 

彼が銃を捨てた理由(わけ)‐平和と非暴力をマナブ(戦争下のアフガニスタンから)

 日本国際ボランティアセンター(JVC)アフガニスタン事業統括:小野山亮

 私たち日本国際ボランティアセンター(JVC)は、2013年に少林寺拳法世界連合さまのご支援をいただき、アフガニスタンにて、健康教育ならびに教員同士の学び合いという教育の活動を実施いたしました。現在、こうした活動を共に行ってきた教員、女性たち、村の指導者たち住民グループなどとともに、新たな学びの活動を開始しました。活動を共にしてきた住民グループという地域の基盤があってこそ、できていることです。いただきましたご支援に心より感謝申し上げます。

現在の新たな活動とは、「平和や非暴力の学び合い」の活動です。暴力や銃が蔓延するアフガニスタンで、人びとが暴力や銃ではない非暴力の強さを学び、平和な社会を築いていくことを目指しています。そしてこの活動は、非暴力の強さを学び、銃を捨てた当団体現地スタッフの発案から始まりました。ここでは、そのスタッフのこと、彼が発案した「平和と非暴力の学び合い」の活動のことを、ご紹介できればと思います。

■ 銃を取った彼、銃を捨てた彼

銃を持ち歩いていた青年時代

 その現地スタッフはアフガニスタン東部のある村で生まれました。侵攻したソ連に対してゲリラ勢力が戦っていた時代です。村の長老だった彼の父親は、村への攻撃をやめるように政府に話をしに行ったところ、今後はゲリラ側が、政府と話し合いをしたことで、彼の父親を殺そうとしました。彼の家族は隣国のパキスタンに逃れました。彼は稼ぐためにいろいろな所で働いたそうです。「力をもつヤツが勝つことを見てきたから、力をいかせる武装警備員としてある会社で働いていた時にはそのことに誇りをもっていた」彼はそう語っています。故郷で自分の家族と別の家族との間で土地をめぐる争いになり、故郷に戻ったときには、銃撃戦になり、彼自身も負傷しました。その後、彼は狙われていたため、ずっと銃を持ち歩いていました。彼はそんな青年時代を過ごしています。

「9.11」を受けて米国によるアフガニスタン武力介入が始まり、当時のタリバン政権が追われました。その後、彼は母国に戻ることになりました。「武力」を信奉していた彼は、政府軍に加わろうと考えたそうですが、周囲にはこれを止める者もいました。「政府軍は米国の傭兵だ、過去に英国、ロシアを打ち負かしてきたように、米国も打ち負かすべきだ。イスラム、つまりタリバンを支援すべきだ」というのです。彼は説得され、タリバンを支援するようになりました。タリバンが力を失っていた時期でした。彼はその再組織化の手助けをしたそうです。「バラバラになっているグループをつなぎ、支援者とつなぎ、地方有力者のふりをして検問をすり抜け、移動を手伝い、滞在する場所を用意したりした」と語っています。

その後、彼はひょんなことから当団体で運転手として働くようになりました。あるとき、同僚の母親が米軍による発砲で重傷を負った際に、当団体の当時の現地代表(日本人)が超大国である米軍と同じテーブルにつき、「非暴力」の抗議で問題解決しようとするのを目の当たりにしました。「「対話」という新たな問題解決の方法を知った瞬間だった」彼はそう語っています。

ロケット砲の破片

その後、彼自身も米軍と対峙するようになりました。当団体が運営する診療所近くで米軍ヘリがロケット砲を発射した際に、彼は、集めたロケット砲の破片や夢中で撮った写真を証拠として抗議しました。米軍は、これは演習だったと認めましたが、「これで最後だ。二度とこの問題をもち出すな」と言い放ったそうです。しかし、彼は状況を変えたのです。「力」ではなく「対話」で。「武力信奉者だった私は、次第に非暴力の強さを学んでいった」と彼は言います。

 

彼はその後、彼なりのやり方で、家族、親戚、友人、隣人たちが集まり、それぞれが喧嘩や争いをどう解決したのかを発表し合うという平和と非暴力の学び合いの活動を始めました。

 

 

■ アフガニスタンの現地で起こっていること。「暴力」が身近な環境

米軍に抗議する現地スタッフ

 

 今年に入ってから、アフガニスタンにおける当団体の活動地で、政府特殊部隊による作戦が行われ、死者や逮捕者を出す事件がありました。「イスラム国(IS)」を名のる勢力と関係する集まりが行われていた後の作戦だったといわれています。活動地からあまり遠くない地域でも、学校に乗り込んだ「IS」の要員が、彼らのいうところの「教え」について、生徒たちに話し、「IS」に参加するように呼びかけているとの情報もあります。「IS」は、当団体の活動地がある県で一定の支配地を保持しています。同国最大の武装勢力「タリバン」の支配地も大きく拡大しています。拡大する戦闘や事件により、市民にも多数の犠牲が出ており、昨年の市民の犠牲者数は過去最悪となってしまいました。

これらの原因として、また結果として、「力」による支配が繰り返され、「力」への信奉が見られ、武器や暴力の蔓延しているような状況があります。当団体の活動の中でも、一般の人びとの間での銃や刃物による殺傷事件、運営する診療所への流れ弾の被害といった報告を受けることがありました。地域での争いがおこると、争いの当事者が武装勢力に加担を求め、より大きな暴力につながったり、武装勢力の拠点になったりするなどの事例も見られます。子どもたちにも戦うことが教えられるような環境もあります。上記のスタッフが個人的に関わっている、子どもたちを銃から遠ざけるために行われている「オモチャの銃にNo!」キャンペーンという活動がありますが、これに対して「子どもたちが戦士になれないじゃないか」といった反応を聞くこともありました。

 

平和・非暴力の学び合いに参加した青年たちとJVC現地職員

■ 「人は変わることができる」‐平和と非暴力をマナブ

こうした状況に危機感を覚えた上記の現地スタッフは、自身が始めた平和と非暴力の学び合いの活動を、当団体の活動としてできないだろうかと提案をしてきました。それを受け、当団体は今年度4月より、団体として実際にこの活動を開始しています。地域指導者、女性、青年たちなどがそれぞれ集まり、喧嘩や争いをどう解決したのか、暴力から子どもたちをどう守るのかといった身近な事例などを発表し合い、お互いの学びや励みとしています。こうした事例を紹介するブックレットも作成し、学びのために地域で広く配布しています。また、学びをさらに家族や地域に発信していくことも参加者に働きかけています。今後は、実際に戦闘が行われているような他の地域と、当団体の事業地の間での、平和な地域づくりのための経験交流なども予定しており、他地域からも平和に向けた何らかの活動の希望があれば、支援ができないか検討していく予定です。

 

「人は変わることができる。私がその実例だ」これは、今回ご紹介した、過去に銃を取り、そして銃を捨て、今はこの活動を提案し実施している現地スタッフの彼が口にしている言葉です、この活動は、まさに、第2、第3の彼が現れ、平和がつくられることをめざしています。ぜひ、この活動へのご関心、ご支援をいただけますと幸いです。

以上

※現在、この平和と非暴力の学び合いの活動への資金が不足しています。

ご支援どうぞよろしくお願いいたします!

郵便局からのお振込

口座番号: 00190-9-27495

加入者名: JVC東京事務所

通信欄に「アフガニスタン平和」とご記入ください。

2017年12月17日にマラガ市のビスナガ支部の道場で、テアティーノス地区が開催したクリスマス活動の1つとしてオープンデーを開催しました。少林寺拳法を初めて学び楽しむ人たちを見ることができ、その日の練習は大変楽しく満足のいくものでした。私たちの武道、ビスナガ支部の拳士や他の支部の友人たちを知るためにその地区の人々が参加してくれました。

少林寺拳法の広がりに加わっている方々に出来るだけ見ていただけるように、アンヘル先生(ビスナガ支部 支部長)は様々な練習を準備しました。少林寺拳法を広めるため、全部の練習を少しずつ準備しました。

体を暖めストレッチするために準備運動から始めました。その後、正しい姿勢と重心の大切さを説明しながら基本を行いました。

剛法(姿勢、動き、止め、打ち、蹴りなど)と柔法(守法、転位など)の技術を拳系別や資格別に交互に組んで行いました。
少林寺拳法の練習において学科は基本的なことなので、少林寺拳法は、自信や強さ(自己確立)、同じ精神と互いの幸せを確立するする事(自他共楽)を、個人の努力を通して得られる人づくりの方法として開祖が作られた行であるとアンヘル先生は説明しました。

指導員と少林寺拳法を知ることができた機会を喜んでいただき、集合写真を撮り終了しました。

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開祖が教えて下さった「半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを」という教えに従い、ショケマ支部は三年続けてカランケ, ビスナガ, マラカの各支部とテミス協会(移住者をマラガの文化に集約することを主な働きとする、恵まれない人々を助ける非営利団体)の協力を得て、余裕のない方々に少しだけクリスマスを近くに感じてもらえるようにすることを決めました。
 
 昨年、一昨年と私たちはそれらのグループのためにおもちゃや主食を集めることができました。今年は、クリスマスの食事を集め11月23日にテミス協会の会員に渡しました。この素晴らしい目標に達するよう時間と努力をささげた全道場の代表者たちに加え、たくさんの家族が幸せなクリスマスを過ごすことができるでしょう。