国際交流事業

2017年、これまで少林寺拳法グループが受け入れた中国河南省の留学生OB有志14名が、少林寺拳法創始70周年を記念してのイベント「ブルースカイ・キャンパス in 多度津」の祝賀に駆けつけ、留学当時の恩師やクラスメイトとともに、楽しい時間を過ごしました。このとき、河南省留学生OB一同より日中交流事業の証として「銘板」が寄贈され、少林寺拳法総本部境内の“縁の碑”に並んで設置されました。

「銘板」には、以下の文言と、留学生一人ひとりの名前が刻まれています。

“少林寺拳法グループは、中国と日本の民間での人材育成と相互交流の先駆けとなり、1981年から2004年に中国河南省から日本語を学ぶ留学生24名を受け入れた。河南省留学生一同は、少林寺拳法創始70周年に際し、宗道臣先生と宗由貴女史の二代に亘る中日友好交流事業の功績を称え、記念の銘板に記す。”

 少林寺拳法グループによる河南省留学生受け入れの経緯は、創始者・宗道臣が存命中の1980年代初め、河南省で日本語の通訳が不足していたため、人材育成と交流の促進を目的に留学生受け入れ事業が立ち上がり、宗由貴少林寺拳法グループ現総裁へと確実に引き継がれ、20年以上にわたって留学生の受け入れ事業が行われていました。そのOBは河南省政府の幹部になるなど各分野で活躍しており、当グループの訪中などさまざまな事業に協力いただいています。

第一期生王自傑氏より宗由貴総裁に贈呈された

30名を数える留学生一人ひとりの名前を刻んだ「銘板」