少林寺拳法と少林拳は別の団体です。
よく混同されるのですが中国の嵩山少林寺に伝わる「少林拳」「少林武術」と我々の日本生まれの少林寺拳法は全く別の団体なのです。
創始者宗道臣が中国河南省の嵩山少林寺を訪れた際に、白衣殿(現・宝物殿)にある国籍の違う肌の色の違う僧たちが楽しそうに技をかけあう姿が描かれた壁画を見てこれぞ修練の理想のあり方と深く感銘を受け、さらに達磨大師が「禅」とともに「易筋行」を嵩山少林寺に伝えたといわれることから後日「少林寺拳法」と名称をつけたのです。
少林寺拳法と中国の少林武術・少林拳は目的も技法体系も異なったものです。
近年嵩山少林寺が世界で展開する知的財産権保護活動を尊重し、混同によって互いの権利を侵害しないよう協力しています。
双方間には長年、互いの存在を認め合い、個性と特徴を尊重しあう良好な関係が結ばれています。