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2023年7月 お知らせ

7月10日(月)、千葉県木更津市にて、木更津木鶏クラブ主催の7月度例会ゲストスピーカーとして、少林寺拳法グループ代表宗昂馬が招かれ、「可能性の種子として」をテーマに講演会が開かれました

木鶏クラブとは、人間学を学ぶ月刊誌『致知』愛読者が全国各地で自主運営する勉強会です。
木更津市内の企業・団体、並びに教育関係者を前に、宗代表は自らの生い立ちエピソードを例に、「環境で人は変わる、であるならば我々が良い環境を築くことで、未来ある若者たちによい影響を与えることができる、それこそが日本をよくする道である」ということを強く熱弁されました。
その後、宗代表は輪読会、並びに読後感の発表にも参加。幕末の大儒学者・佐藤一斎の「言志四録」を話題に、地域の名士の方々と交流を深められました。

また、同木鶏クラブ代表の渡邉元貴氏は、地元の社会福祉法人「かずさ萬燈会」の理事長でもあることから、同法人の運営される介護施設「かがやきの郷」において「少林寺拳法介護技術紹介講座」が開催されました。
施設職員や地域の方々をお招きした紹介講座では、少林寺拳法の成り立ちや目的を説明したほか、少林寺拳法健康プログラムを使った介護予防体操や、簡単な少林寺拳法講座を体験。そして施設のベッド、車いすをお借りしての介護技術を紹介したところ大好評が得られました。
ご家庭で介護をされている高齢の男性からは「無理なく体を操作できる理論が素晴らしい」、ベトナムから当施設に留学される若い女性職員からも「とても簡単に解除することができてビックリ」と喜びの声が聞かれました。

SHORINJI KEMPO UNITYでは、宗昂馬(少林寺拳法グループ代表・少林寺拳法第三世師家)による講演や、少林寺拳法健康プログラム、また少林寺拳法介護技術などの様々な出張講習会をお受けすることができます。各地域自治体や団体様からの依頼をお待ちしていますので、興味がございましたらお問い合わせください。

 

 

 

 

7月8日(土)および9日(日)、東京都豊島区の金剛禅総本山少林寺 東京別院において、SHORINJI KEMPO UNITY主催「少林寺拳法健康プログラム指導者資格 認定・更新研修会」と「少林寺拳法介護技術講習会」が開催され、69人の拳士が受講しました。

少林寺拳法の基本的な動作を抽出した運動プログラムで、少林寺拳法を知らない方にも気軽に体を動かす楽しみを知っていただく「少林寺拳法健康プログラム」と、少林寺拳法のノウハウを生かした介助技法で身体負担を軽減させる「少林寺拳法介護技術」は、社会の福祉に貢献せんと目指す我々の、新しい取り組みです。

少林寺拳法では「力愛不二」といって、「修行の成果は世に実現させないと無意味である」と門信徒や会員に戒めています。しかしながら、護身とはいえ無手の格闘術を世に活かす機会など早々ありません。
ただ修行で身につけた心の持ち方や、これら健康プログラムの提供や介護技術のおすそ分けは、日常生活ですぐに実践できるものです。

少林寺拳法で会得した教えと技法を社会に活かすため、受講された大学生から70代までの方々は猛暑日の中、厳しくも楽しい充実の講義を受けられ、笑顔で交流されながら体を動かされていました。
本行事では24人の「少林寺拳法健康プログラム指導者資格」付与者が、そして23人の「少林寺拳法介護技術マイスター」が認定されました。今後それぞれの地域で大いにご活躍されることでしょう。

本研修会・講習会は、10月21日(土)22日(日)にも、金剛禅総本山少林寺で開催予定です。門信徒、会員の方は、是非ご受講ください。

 

 

 

7月2日(日)、大阪府高石市の「カモン高石」において、表記行事が開催され、西日本各地から31名の拳士が受講し、汗を流しました。

「少林寺拳法健康プログラム」は、少林寺拳法未経験者の方を対象に、少林寺拳法の魅力をわかりやすく伝えるための運動プログラムで、運動不足解消や介護予防、また入会前の体験版として、各地区で活用されています。

オープニングでは、少林寺拳法のテーマソング(Remix版)をBGMに、軽快なパンチやキックの動きをメインとしたウォーミングアップが紹介され、アップテンポの曲に受講者の皆さんは冒頭からトップギアのテンションで笑顔がこぼれます。
そして動画講義では、数々の世界大会で優秀な成績を修めてこられたダンススタジオの田中桃子代表による、「運動プログラムの組み立て方」が説明され、スクリーンを見ながら、実際に体を動かし、8×4の音楽リズムにどのような運動プログラムを載せてゆくかを学びました。
その後、指定された曲をバックに、受講者それぞれが自由に運動プログラムを創作する実習が行われ、最後はUNITYインストラクターによる少林寺拳法基本諸法を使ったバリエーションプログラムの数々が例として紹介されました。
今後のプログラム作成の参考に、大いに役立つ研修で、受講された皆さんも大喜びでした。

さらに午後のプログラムでは、希望者を対象に「法階講座」が行われ、少林寺拳法の修練が「行」として、どのような効果を秘めているのかについて学びました。
具体的な例え話や絵本を使った講義に、受講された皆さんはとても得心されたようで、その後の修練(易筋行)では、相対の演練を通じて何を学ぶのか、文字通り体得に努められていました。

この後も同研修会は、7月8日(土)に東京で行われる(受付終了)ほか、また10月21日(土)に金剛禅総本山少林寺で開催予定(8月中旬に案内予定)です。興味のある方は是非ご受講ください。