「よき伝統のタスキを繋ぐ」

2016/11/28

ph_arai

▼少林寺拳法は、少年少女には、「はぐくむ、育てる」、学生や青年には「鍛える」、そして、中高年齢層には「養う」ことをテーマに据えた修練方法が、一貫した教育システムとなっています。▼武的護身術を楽しみながら、少林寺拳法の教えを習得する時期、健康管理を中心に仲間づくりや社会貢献を楽しむ時期など、年齢に応じた指導体系を少林寺拳法は持っています。特に高齢者が増えていることから「養う」という分野のニーズが非常に高まっています。

▼しかし、部外の方には「鍛える」のイメージが強く、拳士や保護者においては、対象に応じた少林寺拳法の様々な教育システムを知らない間に、「少林寺拳法はもう卒業」と言うことで、生涯楽しめる少林寺拳法の継続を選択しない拳士も多くいます。▼連盟本部では、部内外に対して、少林寺拳法の教育体系をもっとPRをしてゆきたいと思います。中高年になって自分は「養う」、子供や孫は、「はぐくみ、育てる」と言うテーマの元で修練し、家族で少林寺拳法を楽しむことを想像してみてください。▼来年は、少林寺拳法創始70周年を迎え、テーマは、「架け橋たれ」です。拳士の皆さんは、将来にどんな架け橋をかけられますか。これからもより多くの仲間づくりのために、少林寺拳法のよき伝統と新しい教育システムのタスキを繋ぐために、皆さんのご協力を得たいと思います。