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「一般財団法人少林寺拳法連盟会長 川島一浩 ~就任挨拶~」

2016/04/01

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 この度、一般財団法人少林寺拳法連盟の会長に就任いたしました川島一浩です。創始者宗道臣先生、少林寺拳法グループ宗由貴総裁、そして新井庸弘前会長のご意志を受け継ぎ、少林寺拳法連盟の更なる充実発展の為、粉骨砕身して任にあたりますので、皆さまからのご支援ご鞭撻の程何卒宜しくお願い申し上げます。

―――少林寺拳法の本部を目指したきっかけは何ですか?

 大学生のとき、4年間夏季本部合宿において開祖の講話を拝聴したこと、また当時新井先生はじめ母校の先輩方が職員でおられその憧れもあって卒業後は私も本部で修行したいと云う思いが強くありました。しかし家業を継ぐ身として、本部での修行は諦め3年間問屋で働きました。いざ実家に入る時期、どうしても開祖の下で修行したいという想いが抑え切れませんでした。1年限りの約束で何とか親を説得し、念願叶い本部に入ることができました。その僅か3か月後に開祖は遷化されてしまいますが。 

 ―――会長就任にあたっての抱負をお聞かせください。

 新井前会長が残された功績を生かし、少林寺拳法の修行に励む指導者・拳士が、将来にわたって明るく、夢を持って、取り組むことができる修行環境の整備に尽力したいと考えています。具体的には、本部・地方を含めた各種行事の見直しと集約により、組織内の労力・財政等の効率化と負担軽減について、まずは取り組んでいきたいと考えています。特に指導者の皆様とは、目に見えない「信頼」と言う関係を大切にしながら、地方における負担感を減らし、信頼して権限を委任できる組織づくりを目指したいと考えます。

―――少林寺拳法連盟のかじ取りの展望についてお聞かせください。

 「少林寺拳法は真の武道を、そして一般財団法人少林寺拳法連盟は真の武道団体であり続けることを目指す」これは昨年度の部長・監督研修会を始めとする各種研修会・講習会・合宿において、新井前会長が拳士各位へ広く呼び掛けられたことです。このスローガンのもとに、正しい少林寺拳法のあり方を常に確認しながら、連盟傘下のスポーツ少年団・中学・高校・大学・実業団・自衛隊等の支部及び各連盟の更なる充実・発展の施策、そしてこれから少林寺拳法の門をくぐってくる未来世代にも確実に引き継いで行くことが第一の使命と思っています。そして、中学校武道必修化、少林寺拳法健康プログラム等の推進・普及によって、道衣を着て修行する拳士以外の方々にも少林寺拳法を好きになっていただき、満喫してもらえる事業・施策にも力を入れていきたいと考えています。その道の先に“人づくりによる国づくり”地域社会への貢献もあるのではないかと思っております。