「共に困難を乗り越える」

2021/05/01

ph_arai

4月25日に開催予定だった関東学生大会は、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言によって、社会的配慮、それに伴う会場使用不可により、急遽延期となりました。コロナ対策に万全を期し準備してきた学生連盟の皆さんや、困難な環境の中で修練を積んできた学生拳士の気持ちを考えると、やりきれない思いで一杯です。新型コロナウイルスとの長く辛い戦いは、私たちの生活を一変させてしまいました。今後も当分の間、不安定な状況が続くことでしょう。しかし、この困難が、私達に何かを気づかせてくれる大切なチャンスなのかもしれません。こんな時こそ、仲間との出会いを大切にし、励まし合い、辛いことも共に、乗り越えてまいりましょう。

そして、皆さんが大切なこと、大切に思う人に寄り添ってあげてください。収束までの道のりは長く感じるかもしれませんが、私たちはすでに新化した時代を歩み始めています。一緒にいられなくても、オンライン等を使い、顔を見て連絡を取る手段もあり、心を寄せ合うことはできます。ささやかな言葉がけで、周囲の人に幸せを作ってあげてください。最後に、人が困難なことに直面した時、どのように考え、行動したらよいのか?私が考える対処法をご紹介したいと思います。

①援助を貰う

つらい時には、周囲に援助を求め、苦しみや憤りを分かち合ってもらう。

②思いを寄せる

自分の大切なことや、家族や友人、恩師や先輩など、大切な人に心を寄せる。

③目標を持つ

今できる新たな目標を作り実行しながら、未来の夢や希望を整理する。

④感謝力を養う

最悪だと思う状況の中でも、その経験に感謝できる部分がないかを探す。

⑤学びの機会と捉える

困難を、自己成長の学び、運命を試す機会として捉える。