「魅力ある指導者を目指して」

2016/07/27

ph_arai

▼少林寺拳法の草創期は、若い拳士が中心でした。私が45年前入会した頃は、少年部は皆無だったと記憶しています。その後、子どもたちが増えていきましたが、近い将来……超少子高齢化が進み、確実に高齢者の方が増えていくと思います。▼とはいえ、中高生の多感な時期に少林寺拳法を必要とされる機会は今後もなくなりません。ただ、小学生~中学生~高校生~大学生、そして社会人に進学、就職する際に修行継続が中断される傾向にあります。そこで、縁あって始めた少林寺拳法を生涯修行できるような仕組みや配慮が必要だと考えております。▼現在、本部のエリアサポートセンターには様々な「悩み相談」がきます。単に武道としてだけでなく、人生における頼れる少林寺拳法というイメージが相談者の方々にはあるのではないでしょうか。▼各(支)部で指導にあたって頂いている指導者の魅力、保護者の皆様方のサポート、そして強い仲間意識が拳士一人ひとりの修行継続に繋がると考えます。▼私自身も、襟を正し、魅力ある指導者、誰からも信頼される人間になりたいと考えています。創始者・宗道臣が言われたように、「人、人、人、すべては人の質」にあると考えるからです。