【新会長就任挨拶】

2022/08/02

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6月19日に一般財団法人少林寺拳法連盟 会長に就任いたしました宗昂馬です。

このたびの役員人事につきましては、急な変更となりましたが、川島前会長の後を受け、一般財団法人少林寺拳法連盟会長を務めることとなりました。

全国の指導者・拳士・保護者、ご支援ご協力いただいております関係者の皆さま方のご支援を賜りながら、この大役をしっかりと果たせるよう、力を尽くしていくので、どうぞよろしくお願いします。

さて、少林寺拳法が創始されてから75年の月日が過ぎ、年々社会の変化はスピードを増しています。ここ10年間は教育現場の環境や、組織のあり方についても社会的に変化すべき状況にあります。

特に近年の武道及びスポーツ界での不祥事や各種ハラスメント等の事件においては、他者を一人の人格として尊重し多様な価値観を認めていこうとする社会とは全くもって逆行している様に見受けられました。

また中学校部活動の地域移行を令和7年までに行っていくなど教育現場の変革も具体的なものとなっております。これからの日本の未来を担う青少年を育成する組織として、我々も自己点検と改善を繰り返していく必要があると認識しております。

その様な中で、新会長として選ばれました身としては、どの角度から見ても透明性があり創始者宗道臣の教えをしっかりと社会に活かせる組織作りを責任を持って遂行していく所存です。

これから先も新井先生~川島前会長と引き継がれた武道としての在り方等、繋がってきたものを大切にする為、そして私達の少林寺拳法を守る為に誠心誠意努力して行きたいと思います。

社会の声に必要とされ、創始者 宗道臣が少林寺拳法連盟を組織し、青少年の育成にこだわってきましたが、この激動の時代の中だからこそ役立つ人づくりの道、特に学域・職域で必要とされる「人間のもつ可能性」をしっかり育て、そして関わる全ての関係者が今まで以上に、誇れる持続可能な環境を創始80年を目標に整えて参ります。

少林寺拳法の理念に賛同いただき、ご支援ご協力を賜っております全ての関係者におかれましては、重ねて感謝申し上げますとともに、引き続きご支援ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。