vol.29 きっかけは1本の電話

2013/07/01

aun_i_vol29入門のきっかけは、1本の電話でした。

当時、幼稚園年少の息子はとても泣き虫で、親としては、イジメられっ子にならないでほしいと心配しておりました。そこで、武道を身に付け、心も体も強い子に育ってほしいという願いから少林寺拳法の門を叩かせていただきました。右も左も分からない私は、東京センター(現・東京別院)に電話をし、息子の話をしたうえで「どちらかご紹介いただけませんか?」とお願いしました。

対応してくださった方は、とても親切な方で、日本武道館の道場でご指導されており、「是非、武道館に入れていただけませんか?」とお願いしましたが、「大人だけなんですよ」とのお答えでした。そのとき、ご紹介いただいたのが東京大崎道院の沖山聖徳道院長でした。

息子のために探し始めた少林寺拳法でしたが、4歳上の姉も一緒に入門。それから1年半後、私も入門させていただきました。親子共通の趣味は、なかなかよいもの。鏡開きや合宿などの行事には、隠れ拳士のおばあちゃんも加わります。これからも家族みんなで楽しんで修行していきたいと思います。

あのとき対応してくださった先生に、お会いしたことはありませんが、今でも、時々そのときのやり取りを思い出します。13年も前のこと、覚えておられるはずもないでしょうが、この場をお借りしてお礼を申し上げます。その節は、ありがとうございました。

(東京大崎道院 平野 光代)

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