vol.26 信頼で結ばれた活動
2013/01/01
2011年4月に「少林寺拳法復興支援陸前高田チーム」が立ち上げられて１年以上がたちました。全国からたくさんの少林寺拳法関係者が支援活動に参加されたと聞いています。私も10回以上、活動に参加しました。その中で、私たちが当たり前のように使用している宿泊拠点が、実は陸前高田ご出身の畠山誠埼玉入間道院道院長をはじめ、お兄さんご夫妻のご尽力のおかげで存在していることを知りました。
畠山道院長のお兄さんは、震災直後の混乱状態の中で自治会の方々に集まっていただき、何かあったら自分が責任を取ると強く説得してくださいました。また、拠点への宿泊が多くなるとご自宅を提供してくださり、奥様も私たちをサポートすることが自分の支援だと言われます。地元の方々も、われわれに場所を提供することが被災された沿岸部の方々への間接的な支援につながると考えてくださっており、新聞屋さんは宿泊者がいるといつもただで新聞や野菜、菓子を届けてくださいます。
畠山道院長とお兄さんは、来てくれることだけでも、震災を忘れていません、いつも気にかけていますというメッセージになり、励ましになると教えてくださいました。地元の視点から進むべき方向を示してくださるから、私たちは安心して支援活動に専念することができるのです。皆様に感謝し、これからも支援活動を続けていきたいと思います。
（三軒茶屋道院 笠島 剛志）
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