vol.38 可能性の開花を実践

2015/01/18

本山で行われた道院幹部講習会に参加しました。この講習会は今までとはかなり違っていました。aun_i_vol38

6人が一つの班となり講習期間はいつも一緒 に行動するのです。そのためまずはリーダーを決めることになりました。私の班は、73歳五段の心臓に障害を持つ年長者、49歳六段の道院長、53歳四段、 35歳四段、43歳六段の私、そして紅一点の25歳三段の女性。すごいことにこの女性が自ら立候補してリーダーに! 今回の講習会テーマ「可能性を引き出 す」を早くも実践されました。

講習会は技術の講習は少なく、ほとんどは班単位での団体演武の練習でした。最終日に自分たちの班のテーマに 則った団体演武を発表するためです。私たちの班のテーマは「地位や肩書、年齢性別を超えて、みんなで一緒に創り上げる演武」。まずは全員横一列に並び手を 繋いで入場しました。構成の中に、73歳の方を中心にした柔法衆敵闘法、女性リーダーの剛法衆敵闘法を入れ、最後は、講習会の講義でさまざまな講師の先生 方や宗道臣先生も言われた「行」を具現化するため、73歳、53歳、女性リーダーを、私を含む残りの拳士がおんぶして退場しました。皆様から大きな拍手を 頂き、終わった後に全員でハイタッチしました。

講習会修了後、班員同士で連絡先を交換し、今でもその交流は続いています。小さな理想境が建設された瞬間でした。
(広島五日市道院 元山 剛)

 

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