固定観念を払拭し実践する

2020/11/01

ph_arai

昨年、ラグビーワールドカップで、ベスト8に輝いた全日本チームに日本中が感動しました。

ジェイミージョセフ監督が、試合前に選手に行ったペップトーク(激励のショートスピーチ)の最後の言葉「ワンチーム」が流行しましたが、私達も各地域連合体の連携などチームを組み、様々な課題を乗り越え、幸福運動に邁進してきました。時には、時代にそぐわない不適切な指導法や運営により、チームが機能しないことや、拳士にご迷惑をおかけしたこともありました。

また、当連盟の事業において、総括を要することもありました。今年は、これまでにない困難な社会状況渦ですが、幸福運動の継続発展のために、今後の最善の在り方を、固定観念を払拭しながら、実践してまいります。大きくは、以下の二つを考えております。

一つ目は、「運営の効果効率性の向上」(連盟本部、各連合体、支部)

新型コロナ対応を含め、指導者の職場環境や拳士の価値観の変化などに適合した運営の在り方を、早急に導きだす必要があります。それには、指導者も拳士もモチベーションアップに繋がる施策を、早急に固定観念を払拭しながら、多角度的に検討する必要があります。例えば、各種制度の緩和として、「支部運営上の制度改善や、指導者、拳士の負担解消」などです。

二つ目は、「指導者の指導技術の向上」

少林寺拳法の教えと技法は、普遍的に価値あるものですが、時代の流れを的確に読み取り、それにふさわしい普及、指導、実践方法が大切です。少林寺拳法の道訓(拳士として守るべき約束事)に、「我等は、法を修め、身心を錬磨し、同志相親しみ、相援け、相譲り、協力一致して、理想境建設に邁進する。」という一節があります。この道訓は、唱えるだけではなく、自分に落とし込み、実行しようと努力することが大切です。

そのためにも、指導者が、時代にふさわしい指導法を学び続けることも必要なことだと思います。ぜひ、皆様の英知を結集したいと思いますので、ご意見をお寄せください。よろしくお願い致します。