夏の大会を通じて感じたこと

2015/09/25

ph_arai

10月号会長メッセージ

タイトル

夏の大会を通じて感じたこと

 

▼7月31日~8月2日、兵庫県立武道館で平成27年インターハイ少林寺拳法競技大会が、41都道府県183校702名の拳士が参加し開催されました。また、8月15日・16日、香川県善通寺市民体育館で第9回全国中学生少林寺拳法大会が410校1038名の拳士が参加して開催されました。なお、同大会は2016年以降、大阪、石川と場所を変えて開催されます。▼インターハイは2年目。春3月に行われる選抜大会から4か月間の高校生拳士の成長曲線は著しいものがあります。それは技術だけでなく大会に取り組む姿勢・態度・礼儀正しさに表れています。また中学生大会でも同様のことが言えます。▼これはひとえに平素の指導者の教育指導の賜物であり、それをしっかりと受け止めた学生拳士の存在があったからです。▼「啐啄同時」という禅の言葉があります。啐とはひなが卵の殻を破って出ようとして鳴く声、啄とは母鳥が殻をつつき割る音です。「悟りを開こうとしている弟子に師がすかさず教示を与えて悟りの境地に導くこと。」(大辞林)と禅宗では説明しています。それは、まさに上記に当てはまります。▼一つの目標に向かってコミュニケーションを図り、一丸となっての取り組みは、仲間との絆が生まれ深まることを確信しました。