vol.25 少林寺拳法に出会って

2012/11/01

aun_i_vol25私が初めて少林寺拳法を目にしたのは、小学5年の夏でした。

市民プールの横にある大きな体育館で、胸章を付けた道衣姿の拳士たちが汗だくで練習をしていました。私は子どものときから、レスリングやボクシングなどの映像を見ると目を背けてしまうのですが、そのときばかりは彼らの練習をしばらく眺めていました。市民プールに通うたびに目にする彼らのことが気になって目が離せなかったのは、きっと、拳士たちの自己の中に真理を求める姿が美しく見えたからでしょう。

あれから四半世紀、私は昨年入門、現在5級です。家族5人で練習しています。

少林寺拳法は肉体的に強くなることだけが目的の武道ではなく、社会人としての正しい行動ができる心を同時に修練できることがすばらしいと思っています。私もあのときの拳士たちのように、誰かの目に留まるような拳士になりたいと思います。
(宮崎霧島道院 後沢 晃子)

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