少林寺拳法連盟の使命と在り方

2015/06/24

ph_arai

▼少林寺拳法連盟の使命は、「広く一般の人々に、武道を通して、学校・職域等において自己の変化、達成感を味わう環境を提供する」こと。その大前提として少林寺拳法創始の目的「人づくりによる国づくり」があります。つまり、少林寺拳法の修行を通して「自己の可能性を信じ、半ばは自己の幸せを 半ばは他人の幸せを」考えて、信念をもって行動できる、リーダーシップを持った人を一人でも多く育てて、テロや紛争、戦争のない平和で物心ともに豊かな社会の建設に貢献するということです。▼少林寺拳法連盟は「真の武道団体」です。勝利至上主義、技術的強さのみを誇る武道は、武道の真髄から逸脱しています。武道の本義とは、人と人との争いを止め、平和と文化に貢献する、和協の道を表した道徳的内容を持つものであり、いたずらに争闘を求め、敵を倒し、敵に勝つことのみが目的ではありません。これは日本武道協議会で制定された「武道は、武士道の伝統に由来するわが国で体系化された武技の修練による心技一如の運動文化で、柔道、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道を修練して心技体を一体として鍛え、人格を磨き道徳心を高め、礼節を尊重する態度を養う、国家、社会の平和と繁栄に寄与する人間形成の道である」とする武道の理念とも合致します。▼少林寺拳法連盟は「真の武道」としての在り方、そして「真の武道団体」としての在り方を堅持します。