心に留めてほしいこと

2015/04/27

ph_arai

▼「人づくりの行」としての少林寺拳法の指導に当たる各支部の指導者・幹部は以下について心に留めてほしい。▼(1)誰でもここまで:少林寺拳法は勝敗を目的とせず漸々修学によって段階的に向上・進歩を図るシステムをとっています。誰でも真面目に努力を積み重ねれば一定の段階に達します。個々の会員の能力・体力などを把握し、それぞれに対して到達可能な目標を指示し育ててほしい。(2)みんなの中でみんなと共に:少林寺拳法の交互に技を掛けあい共に上達を図る組手主体の修行形態が、人づくりの行そのものを具現しています。相手が上手になるためにも自分が上手になるよう努力する。そういう練習の在り方から、一人では生きられない社会の実相や人間関係の大切さを体得させてほしい。自己の可能性を信じること、そして他者の存在を認め協力関係の中で切磋琢磨し、礼儀正しく、本当の強さと優しさを身につけた、“半ばは自己の幸せを半ばは他者の幸せ”を考え、信念をもって行動できるリーダーシップをもった会員に育ててほしい。▼少林寺拳法連盟は、社会に役立つ人づくりをする団体として、指導現場において、体罰(暴力的指導)、しごき、各種ハラスメントの根絶に向けた啓発活動をしっかり推進していきます。