vol.03 思わず出た目打
2009/03/01
私は、春に不審者に出会いました。時間を忘れて友達と遊んでいたので、少し暗くなり始めていました。家の近くまで来たとき、自転車に乗った男の人が近づいてきて、突然声をかけてきました。「お母さんが事故を起こして病院に行ったから、一緒に病院へ行こう」と。「お父さんに連絡して聞いてみます」と言ったら、その男の人は自転車にまたがったまま、左手で私の右腕をぎゅっとつかみました。私はとっさに左手で目打をしました。男は、目打をされて意表をつかれたのか、自転車でどこかに行ってしまいました。おかげで不審者にそれ以上何もされなかったのでよかったです。
私はそのまま携帯電話の防犯ベルを鳴らしながら家に走って帰り、お父さんに不審者のことを話しました。お父さんはすぐに警察に連絡して、たくさんの警察官に何度も、その男のことを聞かれました。
「怖くて思わず少林寺拳法の目打が出ました」と言ったら、「少林寺拳法か！ 不審者もビックリしたんだろうなぁ」と言われました。
「少林寺拳法をやっていてよかったなぁ」と思いました。
（伊勢原道院・小４・惣角真夕）
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