vol.35 我が町を愛する

2014/07/01

aun_i_vol35愛媛県三崎町は、四国の最西端に位置する愛媛県佐田岬半島の先端にあります。九州・大分県佐賀関とは目と鼻の先の距離で、農業と漁業の盛んな所です。私はここで4代続く柑橘農家の長男として生まれ、東京の大学を卒業後、帰郷し家業を継ぎました。また、現在は三崎道院の道院長を務めています。

小さな町なので消防団や青年団、それから仕事の関係で青年農業者の組織にも所属しています。消防団の活動は毎月2回の点検と、年数回の送水訓練、消防操法大会があり、青年団は主に10月8、9日に行われる秋祭りの準備をします。祭りのために、9月1日からは毎晩、踊りの指導をします。

活動の大半が夜間のため、道院参座日と併せて夜は家を空けることが多く、更に人手不足もあり、仕事と地域活動と道院の両立は決して楽とはいえません。しかし、このような地域活動は我々の世代が中心となって行わなければいけないと思っています。何より、誇りに思うこの町をつくっていくのは我々だと思っています。

幸い、この町には三崎道院OBの方が大勢います。そうした金剛禅運動を理解し協力くださっている方々のご縁で更に世界が広がっていくことを実感し感謝する日々です。その配慮に感謝し、今後も金剛禅運動を通じて青少年育成など、地域に貢献していきたいと思います。
(三崎道院 溜池 透奥太)

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