vol.02 指導者の心意気

2009/02/01

2008年道aun_k_vol2-1aun_k_vol2-2院長研修会のプログラムには、「2009年、開祖の志を現代に生かすには、指導者として何をしなくてはならないか」をテーマに、年代毎に編成された班で討議を行う時間がありました。誌面では紹介しきれなかったその討議発表結果の一部を紹介したいと思います。

●20~30代
環境が整った中で少林寺拳法の指導者になり、自分たちは恵まれた世代だと感じている。しかし、そのことに甘えることなく、指導者として、これからも勉強しつづけたい。

●40~50代
まず保護者に一番の理解者になってもらうよう働きかけなくてはならない。また、金剛禅の発展のためには、教区ブロック、組織の役割が重要になってくる。協力して一致団結していくことが大切。

●50代後半
開祖に変わってわれわれ指導者がやるべきことは多い。これからも使命感、責任感を持って取り組んで行く必要があるだろう。われわれは単なる社会人ではなかったはずだ。

●60代
一人ひとりの存在感を認めて、伝える言葉を熟慮する必要があるのではないか。家庭への通信文書といった手段をとることも有用である。

少林寺拳法がすでに市民権を得ている中で布教活動を行っている20~30代の若い指導者。対して、少林寺拳法草創期、社会の様々なプレッシャーと闘ってここまで認知度を高めてきた50代後半以上の指導者。各世代の特徴が如実にあらわれた興味深い結果発表でした。(うん)