「支部長の力」

2018/06/28

ph_arai

 少林寺拳法には、とてつもない魅力と力があると思います。そして、その影響力は、支部長が持つ魅力と力によって、何倍にも膨れ上がります。

 保護者から、「少林寺拳法の先生は、仕事を調整しながら、多忙な中、子供達の成長に欠かせないことを指導頂くスーパーマン(ウーマン)」。「困ったことがあると、親身に相談にのってくれる」。「カッコいい」などと聞きます。

 近年、親子での指導者や二世支部長の誕生、また、小学生で入会し、学生時代を経て実業団支部まで長期継続をする拳士が増えています。その理由を聞くと、指導を頂いた先生(親)の生き方を含めた憧れが原動力になっているそうです。

 あらゆる組織の寿命は、約30年と言われる中、少林寺拳法が70年間も、世界に普及し続けているのは、支部長の魅力と、行動力、そして信頼にほかなりません。

 しかし、支部長が一人で孤軍奮闘すると、長続きできません。複数指導者体制を促進するため、本年度より、支部長の役割を代行できる副支部長制度を発足しました。支部長や幹部の負担を軽減し、かつ、各種特技を持つ指導者による活気ある支部づくりができますよう、お願いします。

 今年は、各地で支部長研修会や少年部講習会が開催されますので、皆様とお会いできますことを楽しみにしています。