vol.35
 自己を磨く

2014/06/01

職場や家庭における日々の生活の中で何か問題が起きたとき、ついつい他人のせいにしたり、愚痴や不平不満を言ってしまいます。



以前、仕事のことで行き詰まり愚痴を言っていた私は、「愚痴や不平不満を何百回言っても何も解決しない。天に唾を吐いているだけ。自分に返しなさい」と先輩から諭されました。



何かあるとすぐに他人や周りのせいにするのではなく、自分自身はどうなのかを真摯に受け止め、自分ならどうするかを相手の立場になり考えること、愚痴・不平不満は所詮自分に返ってくるものだと教わり、自分の弱さに気付かされました。



「己れこそ己れの寄るべ、己れを措きて誰に寄るべぞ、良く整えし己れこそ、まこと得がたき寄るべなり」。金剛禅職員全員で行う朝の鎮魂行で、静かに自分と向き合い、昨日を振り返り反省し、今日につなげていくことができます。



他人に依存するのではなく、正しいことは正しい、間違っていることは間違っていると自分の意志で判断できる人間になるよう、感性を磨き続けていきたいと思います。



そして、金剛禅が縁で出会えた方々に感謝し、これまで頂いた教えを、日々の生活に生かしていきたいと思います。

(総務部 部長 堀家 富世)