vol.32 言葉の響き

2013/12/01


言葉の響きは大切である。「おはようございます」の挨拶で体内の細胞がよい方向に向く。「挨拶、心に響くよい声」「心に響くよい音楽」で体内の細胞をよき方向へ導くことを、最善の健康増進への始まりと心掛けている。



身近なところから小さな幸せを積み重ねるから大調和となり幸せも大きく膨らむ。言施、「施しは人のためならず」である。よき言葉の響きは自分へ帰ってくる大切な施しである。毎日、大御力であるダーマを礼拝、信仰する。声を響かせダーマと調和し心と身体を整える。金剛禅の教えも修練も同じである。



人生を大きく変える出会いや言葉は縁起の法に則ってその人それぞれに施される。私の灯はどれだけ自らを照らせているのか、どれだけ周りを明るくしているのだろうか。職場、道院、家庭、地域の中で己の灯を寄るべとし、人のため、世のために響き照らせる自分に変えたいと毎日を過ごしている。



自助・共助・近助、身近なところから小さな幸せを積み重ねるから幸せも大きく膨らむ。そんな毎日に金剛禅意識が加わり運動となれば大きなエネルギーとなって平和で豊かな社会がつくり出せると思う。まず「自己確立」「おはようございます」から今日も始まる。

(東京別院 別院長 大澤 隆)