2015年01月

2015/01/17

ph_arai

2015新年のご挨拶

謹んで新年のお慶びを申し上げますとともに、会員の皆様のますますのご活躍を期待申し上げます。
本年は11月15日に京都で「2015年少林寺拳法全国大会」を開催いたします。すでに主管の京都府連盟では、準備が始まっております。昨年の「2014少林寺拳法全国大会in埼玉」同様、年齢、性別、そしてハンディを越えた温かみのある大会にしたいと思います。
今年の重点課題には、昨年同様、会員数の増加、若手指導者の育成を掲げております。そのための対策として、各実業団連盟、大学、高校、中学少林寺拳法部、スポーツ少年団などの団体会員の増加、そして個人会員、継続率の増加を目指します。「コース制」についても、会報等で取り上げ、支部設立の活性化を促進していきます。さらに、各種講習会や研修会を実施し、若手指導員の育成並びに資質向上にも取り組みます。中学校武道必修化に伴う、文部科学省主催の実技指導者講習会の充実も合わせて図って参ります。
悪質な事件・事故などが連日のように起こっており、新聞テレビで見ない日はありません。これらはすべて“人”が引き起こしています。少林寺拳法創始者宗道臣は、「人、人、人、すべては人の質にある」と説かれました。いつの世も変わらず問われるのは、人の質ではないでしょうか。
社会で必要となる人間とはどのような人間でしょうか? それは、どのように社会が変化しようとも、時代を見据え自らが考えることができる人間、そして他人のために行動できる人間だと思います。
人間形成を掲げる真の武道は、今後ますます重要視されるものであると確信しております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

一般財団法人少林寺拳法連盟
新井庸弘