少林寺拳法オンラインマガジン

自分の可能性を信じて生きろ

▼ある日、開祖から仕事の指示を受けたときのこと。難しい仕事だったので正直に「できません」と答えました。すると「おまえは何のために少林寺拳法に入ったんだ」と。私は「強くなりたいから」と答えました。で、「強くなったか？」と問われて「多少はなりました」と答えると、「それはどういうことだ？」と。質問の意味がわからず黙っていると、「おまえは強くなれないとわかっていても、やるか？」。「やりません」と答えると、再び「それはどういうことだ」と。続けて「少林寺拳法に入会することは、自分の可能性を信じることから始まる！　おまえは自分の可能性を信じたから少林寺拳法に入ったんだろ」。最後に「指示された仕事、おまえやったか？」。「やってません」と答えると、「やらない先に諦めてはいけない。まずはやってみろ。これが拳士の在り方の基本だ！」と。▼進学・卒業のシーズン、進路は人様々です。社会は明るいだけではなくプレッシャーも多い。ただ、その中で生き抜いていかなくてはなりません。そのためには、「自分の可能性を信じて生きる」ことです。▼少林寺拳法は生涯修行を旨としています。そのために実業団、スポーツ少年団でクラブをつくるか、道場に通い誇りを持って少林寺拳法を続けてください！