2016年表彰

2016/01/25

~少林寺拳法グループ表彰について~
 『少林寺拳法グループ表彰』は、主に地域のボランティア活動や広報活動などにより少林寺拳法の目的である人づくりを実践され、少林寺拳法の価値・信頼性を高めている団体または個人を表彰するものです。 またこの表彰の受賞者は、少林寺拳法グループ加盟の各団体からの推薦をもとに毎年表彰されます。

 

①災害復興支援活動を続ける中で「開祖の言葉が今、甦る!」

表彰対象者:林 昌幸 道院長 (埼玉早瀬道院)

活動内容
東日本大震災復興支援活動に継続して取り組まれる中、2015年9月に発生した茨城県豪雨災害においても、災害発生直後より仲間によびかけて活動を開始し、自身の車で機材を持ち込み、被災地の復興に尽力されました。各地に赴き周囲と協力しながら奉仕の精神に溢れた活動を展開されています。

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活動への思い
開祖の「何のために生まれてきた。君たちは、父母より生命は預かったけど、その命は世の中のため、人のために生かせ」というお言葉を20歳のころ、指導者講習会で拝聴いたしました。まさに現在、開祖の志を自分なりに感銘しております。今後も有事の際は即実行、実践し、金剛禅運動を展開してまいりたいと思っておりますとともに、我々の活動をご理解いただき、いかなるときも協力してくれる拳士・仲間が育つことを期待しております。

 

②「立ち上がる人たちの一助に!」

表彰対象者:伊藤 昇市 拳士 (東水沢道院副道院長/元・岩手東山道院長)

活動内容
東日本大震災直後より復興支援活動を継続され、がれき撤去・運搬・材木伐採・草刈り・牡蠣いかだ製作・桜ライン植樹などあらゆる作業に対して優れた技能を発揮し、活動の指導・サポート役として活躍されています。

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活動への思い

今は「陸前高田市ボランティア・サポートステーション」の依頼で活動しています。

我々の活動が、「被害を受けて復興に向けて立ち上がろうとしている人たちの一助になれたらいいなあ」という思いの積み重ねです。2016年3月で5年目を迎えようとしています。陸前高田市は嵩上げ工事も目に見えて進んできました。これからも市民からの支援要請があるかぎり続けていきたいと思います。

「できる人が、できるときに、できることを」のスタンスで続けて参加していただいています。「桜ライン」の植樹や参加者への炊き出し支援、「高田松原を守る会」への支援などに参加されて楽しんでおられるようです。皆さん、チームで活動していると心が浄化されるといいます。

 

③月に一度の活動「46回」

 表彰対象者:根本 和史 拳士 (SONY少林寺拳法部)

活動内容

東日本大震災復興支援活動を継続され、毎月1回陸前高田市に通い、様々な復興イベントの参画・協力など地元の方との交流及び活発な情報発信など幅広く活動されています。

「少林寺拳法陸前高田チーム」のシンボル的な存在のひとりです。

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活動への思い
2011年6月に初めて陸前高田チームの活動に参加してから、2015年末で計46回になります。今まで月に一度のペースで自分の周りの仲間へ参加を呼びかけ、陸前高田へ通い続けてきました。今回、個人表彰を頂きましたが、これは私個人ではなく、全国の皆さんの行動によって得られたものと思っております。
今後の陸前高田チームの活動の中心は、大きく2つのプロジェクトのサポートになり、どちらも長期プロジェクトです。1つは、津波の到達点に、10m間隔、計1万7,000本の桜を植えてラインにすることで震災の記憶を後世に伝える「桜ライン311」。2つ目は、津波によって失われた高田松原の7万本の松を復活させようという「高田松原を守る会」の支援になります。まだまだ人手が足りていない状況で外部の助けが必要です。
私個人としては、全ての方が仮設住宅から出られるときが活動の一つの節目であり、その後は復興した姿を見、知り合った方々に会い、すばらしい東北の自然に接することを楽しむために現地を訪れるというおつきあいができればと思っております。

 

④『一人の百歩より百人の一歩』

表彰対象団体:少林寺拳法武道専門コース大阪地区

活動内容
『一人の百歩より百人の一歩』をテーマに11年継続して毎回100人を目標に献血活動を継続されえいます。学生を中心に多くの方が協力一致し、大阪府知事・日本赤十字社大阪府支部長からも感謝状を授与されました。

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活動への思い
社会貢献したいという思いはあるが、一人ではなかなか踏み出すことができないこともあるので、みんなで気軽に、また、継続して社会貢献ができないかと考え、献血活動等を実施しました。1人で100のことをするよりも100人で1つずつですが、目標に向かってスタートすることがポイントであると思い「一人の百歩より百人の一歩」をテーマに100人の献血を目標にしました。

 

表彰対象者活動報告PDF資料

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