2016新年のご挨拶

2016/01/01

ph_arai

新年、明けましておめででとうございます。会員の皆様におかれましては益々のご活躍を期待申し上げます。

▼2015年少林寺拳法全国大会in KYOTO(2015/11/14,15)は高野昭大会会長以下京都府連のご尽力、そしてご後援いただいた全ての皆様のご協力により、成功裡に終えることができました。改めて、お礼を申し上げます。同大会では、障がい者の部で、杖をついた拳士の気迫のこもった演武が強く心に残りました。また、どの種目でも真剣な「目」が印象的でした。まさに「自分の可能性を信じ」前向きに取り組む「本当の強さ」を見せてくれました。 ▼昨年、私が講義やご挨拶を担当した全ての行事では、「一般財団法人少林寺拳法連盟は真の武道団体の在り方を堅持していく」ことを再確認しました。「真の武道は、徒に争いを求め、人を倒し、自己の名誉や自己の幸福のみを追求する道ではなく、自他ともに活かしあう人づくりの道である」こと、そして「その修行は、自分の可能性を信じ、相手の存在を認め、尊重し、協力関係の中で切磋琢磨し、本当の強さと本当の優しさ、そして人間としての生き方を身につけるための、人づくりの行である」と締め括りました。▼本年も、このことを人づくりの柱においた上で、重点課題として、個人会員と支部・部の増加、若手指導者の育成、そして武道必修化で少林寺拳法を採択していただける中学校を増やしていくこと等に邁進していきたいと思います。また、少林寺拳法創始70周年記念事業の準備の年と位置付けて、連盟としても積極的に参加していきたいと考えています。▼少林寺拳法の修行を通じて、変化する時代を見据え、自ら考え判断する力を養い、他人のために行動できる、自信・勇気・行動力・慈悲心のある人間育成を掲げる真の武道の在り方は、今後益々重視されるものと確信しております。

本年も、少林寺拳法連盟の事業によろしくご理解とご協力をお願い申し上げます。