vol.22 熊本清和道院 道院長 大濱清充
2012/05/26
大導師・大拳士六段、428期生。1972年7月、熊本県生まれ。84年、御船道院に入門。90年3月、県立蘇陽高等学校卒業。93年3月、日本少林寺武道専門学校(現・専門学校禅林学園)武道学科本科修了後、4月より清和郵便局に勤務する。98年、熊本清和道院を設立、現在に至る。
道院長になろうと思ったきっかけは?
私は日本少林寺武道専門学校(現・専門学校禅林学園)を卒業しました。武専には、地元・熊本で道院を継ぐために行きました。実は、先に道院の私の先輩が武専本校に行ったのですが、そのまま熊本に帰ってこなかったため……、私に白羽の矢が立ったのです。武専で学んだ開祖の教えを一人でも多くの人に伝えたい、地元・熊本に少林寺拳法で恩返しをしたい、と道院長になりました。
道院での指導方針や、指導方法の工夫を教えてください。
指導方針は、とにかく“楽しく”“伸び伸びと”です。日常の生活においての挨拶など、まずは基本的なことをきちんとできるように指導しています。
道院では子どもたちの素直さと笑顔に元気をもらっています。自分の教え方(やる気)次第で楽しそうにしたり、退屈そうにしたり……すぐに反応が返ってくるのにはビックリです。自分自身もいろいろ勉強させてもらっています。
道院長として今後の夢は?
リーダーシップを取ることができ、社会に貢献できる拳士を一人でも多く育てていくことが夢です。
将来指導者を目指す全国の拳士にエールをお願いします。
天台宗の僧侶で比叡山延暦寺の千日回峰行を2度満行したことで知られている酒井雄哉師の言葉「無理せず、ひがまず、あせらず、慌てず、水の流れのごとく生きる」と、私の長女・未結と長男・一心の名前の由来である「心に一つを決め未来へ結ぶ」という言葉を贈ります。皆さん頑張りましょう!