vol.40 内助の功
2015/05/26
結婚して46年、道院を設立して43年目を迎える。道院設立当初、道院長の行き過ぎた指導により門下生がゼロになったことがあった。それでも本山より道院長講習会の資料は届く。妻が指輪を質に入れて講習会に行かせてくれた。
その後、門下生が増えてきて、14坪の自前道場が狭くなった。思い悩んでいたらひと言、「何とかなるのと違う?」と言われ一大決心をする。1989(平成元)年、鉄骨二階建て65坪の道場が完成。
海外の大会や指導に行くときも、何も文句も言わず、お金を工面してくれる。
自宅がもらい火で全焼するという人生最大の苦難に遭ったときも二人で乗り切った。金剛禅の教えを実践するため、家を空けることが多いが、「気を付けて」と笑顔で送り出してくれる。
いつもそばにいて応援してくれる妻が功労賞を頂いた。本当に嬉しい。
(宇和島道院 濱田 宏行)
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