vol.62 社会に必要とされる人づくりとは

2019/01/01

  新年明けましておめでとうございます。

  昨年末には、2018年を表す漢字として「災」という字が発表されました。

  災害の多い昨今、誰しもが北海道胆振東部地震や豪雨災害を思い起こすことと思います。自然災害には、事前の準備と対策しかないのですが、自然災害同様に増える一方の人災は、教育と文化習慣によってある程度防ぐことができるように思います。

   「人災」で思い起こされるのが、昨年は一年通して各種ハラスメントが問題となったことです。スポーツ界で問題となったのがパワーハラスメントやアルコールハラスメント。あげくには国会答弁も、嘘やごまかし、隠蔽によるパワーハラスメントではないかと怒りを覚えるほどです。煽り運転の様相もハロウィンでの暴挙も、人間の劣化を感じざるをえません。

   専守防衛思想から実体的にどんどんはみ出し閣議決定された防衛大綱。防衛予算も過去最大となりました。東日本・熊本・北海道胆振の復興や、福島第一原発に関わる対策など後回しで、超少子高齢社会を迎え、少子化対策も間に合わず、人間教育もおろそかにされ、子育て世代や高齢者の雇用問題もめどが立たないまま外国人の受け入れが始まるなど、自国民の安定と幸せは個々人に考えろ! といわれているようです。防衛費の5分の1でも、どれだけの地域が復興し人々に活気が戻るでしょう。ものを考え、物を作り出す教育に費やしたらどれだけ日本の第二次復興につながるでしょう。

今年の春、「平成」が幕を閉じます。人として国として、果たして進化したといえるでしょうか。

人々の安寧を祈り、思いを込めて、全国そして過去戦火に見舞われた地域を回られた天皇皇后両陛下。平成天皇としての最後の天皇誕生日の心揺さぶられるメッセージを、私たちはどう受け取り育てていくのか。

 次世代にどんな国、どんな社会を残せるのでしょうか。

  「社会に必要とされる人づくり」、これが少林寺拳法の創始の目的です。そしてそれは今も変わらず、真剣に少子高齢社会に向き合い、役立つ人づくりをしたいと思います。