Vol.121 自分自身を開花結実させるために
2025/04/01

合掌
4月、春の訪れとともに、新たな年度が始まりました。春は色々な草花が芽吹いてくる季節です。そして進級や進学、就職、転勤、職場のメンバー編成が新しくなる等、多くの人にとって新たな環境への適応や挑戦の時期となります。
自然に目を向けると、3月下旬から咲きだしたソメイヨシノが満開を迎え、徐々に散って青葉に変わっていくように、常に変化し続けています。変化を黙って見ているだけになってしまえば、時の変化に流されるだけになってしまいます。しかし、私たち門信徒はダーマの働きや縁起の法則を学んでいます。自然の流れを見てその先の変化を読むように、自分はどのようになっていたいのか、どういう方向に進めばよいのかを今一度整理して、今何をなすべきかを考えて進まなければなりません。何事もスタートが肝心です。自分自身の行いが将来、確実に実を結ぶように十分に準備をして、最後まであきらめずにやり抜く強い意志を持って実行していきましょう。もちろん、その過程で躓くことも出てきますが、それらもいつかは自分自身を開花させるための養分になります。少林寺拳法で困難を乗り越える力を養い、技を一つ一つ修得して自信を高めていくように、一つ一つの出来事から学びを得て自己成長につなげ、人間としての徳を高めていきましょう。
この時期は新たな仲間を増やす絶好の機会でもあります。道院長のみならず門信徒一人一人が少林寺拳法の魅力を伝え、入門者や復帰者を道院に迎え入れ、共に修行する仲間を一人でも多く増やしていってください。
今月も共に金剛禅運動に邁進するとともに、新たな仲間を多く迎え入れる月にしていきましょう。
合掌再拝