Vol.122 心の鏡を磨き、徳を育む
2025/05/01

合掌
5月になりました。12日の開祖の命日にちなみ、今月は本山をはじめ、各都道府県教区、全国の道院で開祖忌法要が営まれます。これは、私たちが開祖の遺徳と志を偲び、「なぜこの教団が生まれ、開祖がどのような世の中をつくろうとしたのか」を今一度見つめ直す大切な機会となります。
そして5月は、日々の修行で培ったものを実践する「宗道臣デー」の活動月間でもあります。地域の清掃活動や福祉の支援、交通安全活動、募金活動など、多くの門信徒が社会への奉仕を通して自らの心を磨いていきます。
自分の姿が鏡に映し出されるように、その人の心は行動となって現れます。そしてその行動は結果となって現れます。つまり心の持ち方如何によって目の前の現実は良くもなれば悪くもなります。鏡は常に磨いていないと正しく映し出してくれません。そうであるならば、日々、心の鏡を磨いて徳を育むことによって行動を重ね、現実の社会をより良いものに変えていきましょう。自分の周りを幸せで満たしていけば自分も幸せに中に囲まれ、自他ともに平和で豊かな理想境が少しずつ形をなしていきます。
新しい年度が始まり、若葉の成長とともに日常生活も私たちの修行も新たな段階へと進む時期となります。開祖の思いを胸に心を磨き、徳を育み、社会へと行動を広げ、仲間を増やしながら、今月も共に金剛禅運動に邁進していきましょう。
合掌再拝