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Vol.105 諸行無常、今、この瞬間を生きる

2023/12/01

osawa

合掌
 師走に入り、今年も残すところあと1か月となりました。
 皆さんは、この1年をどのように過ごしてきたでしょうか。波風の少ない穏やかな1年だったと感じる方もいれば、怒涛のように過ぎていったと感じる方もいるでしょう。どのような1年だったとしても、すべては移りゆく時の流れの中にあり、今ある現実は過去において自分が蒔いた種から生まれたものです。そして、今というこの瞬間は、未来へと繋がる種となっています。まさに釈尊の悟られた真実の一つである「諸行無常」と「縁起の法則」の中に私たちは生きています。私たち金剛禅門信徒は、ただ時に流されるのではなく、自ら良い未来をつくれるよう、今、この瞬間を真剣に生き、未来の種を蒔いていくことが大切です。
 たとえ、小さくとも一段一段、階段を上るようにして、着実に成長していくことができれば、時間はかかってもかならずや目指すところにたどり着くことができるはずです。また、金剛禅にはたくさんの素晴らしい教えがあり、自分を拠り所とし、他の人の幸せも考えながら行動できる人を育てています。小さな積み重ねをどうか、自分のためだけでなく、他人のため、また自分の後にこの門に入ってくる人のために使ってください。人の役に立つことであれば必ずや、その努力は必ずや良い結果となって返ってきます。
 1年の終わりが近づいてまいりましたが、まだこの1か月の間にできることもあるはずです。一日一日を大切に過ごし、喜びに満ちた新年を迎えられますよう、今月も共に励んでまいりましょう。
合掌再拝