Vol.130 自分に負けない一年に

2026/01/01

osawa

合掌
 新年あけましておめでとうございます。皆さまには、清々しく新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 私たちが少林寺拳法に入門したきっかけは人それぞれですが、その根底には「自分を良くしたい」「自分の可能性を広げたい」といった願いがあったのではないでしょうか。年の初めに、いま一度その原点に立ち返り、自分は何を求めて修行を続けているのかを見つめ直してみてください。新しい一年は、決意を定めるのに最もよい節目です。目的が曖昧なままだと、気づけば流され、たださまようことにもなりかねません。だからこそ、「これだけは誰にも負けない」というものを持ちましょう。小さくても構いません。自分の中に芯を立ててください。
 そして何より大切なのは、「自分に負けない」ことです。世の中には「まあいいか」があふれています。しかし自分だけは、自分に対して投げやりにならない。釈尊の教えにあるように、偏りを避け、中道を歩むことは、日々の在り方を整える確かな指針になります。諦めない心を養い、継続し、やり抜く力を毎日の積み重ねの中で育てていきましょう。継続はやがて自信として身心に根を下ろします。
 少林寺拳法には、技法の修練だけでなく、教えがあります。徳を積み重ねながら、身心を変えていくために修行があります。動禅と言われるように、動きの中でダーマを感じ、学びと実践を一致させていく修行の在り方は、私たちの大きな特長です。どうか自信を持って、この一年も修行に取り組んでいただきたいと思います。
 そして、金剛禅教団の理念にあるように、私たちの修行は「自分を変え続ける」ことにとどまらず、志あるリーダーを育て、平和で豊かな社会づくりに貢献していくことへとつながっています。修行を自分のためだけで終わらせず、いつかは道院長となり、その歩みを担う一人となっていただきたいと願っております。
 本年が、皆さまにとって実り多き一年となりますよう祈念申し上げます。寒さ厳しき折、どうぞご自愛のうえ、日々の修練に励まれますことを願っております。
合掌再拝

【参考】金剛禅教団の理念
全門信徒・道院⾧・役職員が人格を高め、幸福を追求するとともに、金剛禅の価値を創造し、物心両面において調和のとれた、平和で豊かな社会づくりに貢献する。
一、人間本来の使命を自覚し、たゆまず自己変革し続ける人をつくる。
一、社会変革に果敢に取り組む、志あるリーダーをつくる。
一、金剛禅運動(幸福運動)を先導する、優れた道院⾧をつくる。