vol.51 金剛禅運動の先導者

2019/06/01

osawa

合掌
 6月に入り全国的にも徐々に梅雨入りの時期となりますが、皆様にはご健勝で過ごされることを願っております。
 さて、本山では3年ぶりとなる道院長研修会の1次、2次が終わり、すでに道院長の半数以上が帰山されました。
 全国各地で金剛禅の布教・教化育成に取り組まれている道院長、更にこの時期、宗道臣デー活動(社会貢献活動)を終えてから本山に帰られた道院長もいたでしょう。本研修会を通じて、一受講者として研鑽をつみ、全国の仲間たちと思いを分かち合い、道院活動の充実に向けた研修を終え、戻って行かれました。
 5月12日の開祖忌法要では一次研修会参加者も含め650名の参列者により、開祖を偲び、同志と共に原点を再確認しました。道院長となってからの年数に差はあれども、人づくりにかける思いや道院設立当初に描かれた夢は、色褪せることなく今に続いていることも。
 道院長の平均年齢も年々上がってはおりますが、皆さん自分のためではなく、道院の門信徒のために、地域の活性化のために、一つでも多くのことを得よう、そして与えようと積み重ねた結果であり、行動力も継続力も高いことは誇れる事であり、また、全般的に年齢よりも若々しいことも自慢の一つです。
 道院内の活動だけに留まらず、地域の世話役であったり、職場で重要なポストを任されていたり、家庭でも家族のために尽くしていたり、災害が発生した被災地へのボランティア活動にも駆けつけたりと、道院長は普段は別の顔を持ちながら、様々な苦労も有ります。それでも何とか時間と都合をつけて、研修会に参加する事で、世代も環境も異なるが同志である勇者らが一堂に会し、懸命に取り組む姿勢にはあらためて志の大きさと金剛禅教団の強みを感じました。
 この研修会で道院長が得られたことは必ず、全国へ熱いエネルギーとして伝わっていくことでしょう。そして開祖の志を受け継いだ金剛禅運動の先導者がこんなにもたくさんいらっしゃいます。平和で豊かな社会の実現に向けて。自信を持ち希望を持って、金剛禅運動を進めてまいりましょう。
合掌再拝