Vol.88 願いを実現する

2022/07/01

osawa

合掌
 7月に入りました。この時期、未就学児や小学生の門信徒たちが、思い思いに短冊に願いごとを書いているようすを思い浮かべます。
 門信徒の皆さんはどんな願いを持っているでしょうか。普段あまり意識していない方もぜひ理想の未来をイメージしてみてください。なぜなら、イメージできないことは実現しにくいからです。
 そして、その願いは誰の役に立つものでしょうか。金剛禅門信徒であれば、人から与えられることではなく、自分から与える生き方を願いとして、多くの人を幸せにするもの、笑顔にするものを打ち立てていきましょう。そうすることで自ずと賛同者も得られ、実現する可能性もぐっと高まります。自分の願いごとだけでなく、周囲の願いごとを実現する手助けもしていきましょう。
 金剛禅教団では、今年度より「金剛禅の理念」を掲げております。それはただ願って終わりにするものではなく、開祖の目指した理想境を実現するために尽力するという意志表示です。そしてその願いを成し遂げることを公に誓うものでもあります。
 これから夏本番になり、室内と室外の気温差で体調を崩しやすくなったり、暑さで十分な睡眠がとれずに疲れがたまりやすくなったりする時期になります。修行により身心のバランスをうまく取りながら、健やかに幸福運動を実践し、それぞれの願いを実現していくことを願っています。
合掌再拝

金剛禅教団の理念
全門信徒・道院長・役職員が人格を高め、幸福を追求するとともに、金剛禅の価値
を創造し、物心両面において調和のとれた、平和で豊かな社会づくりに貢献する。
⼀、人間本来の使命を自覚し、たゆまず自己変革し続ける人をつくる。
⼀、社会変革に果敢に取り組む、志あるリーダーをつくる。
⼀、金剛禅運動(幸福運動)を先導する、優れた道院長をつくる。