Vol.04 コミュニケーションを一緒に楽しみませんか

2012/09/06

フェイスブックやミクシイなどで認知されているソーシャルネットワークというものが当たり前の社会になりつつあります。それらを否定するつもりはまったくありません。人とのコミュニケーションもそこそこでき、友人知人と普通に触れあい会話の出来る環境(リアルコミュニケーション)もある人はいいのです。この夏開催されたロンドンオリンピックでも、メダルを目指す選手が時々の心境や近況をツイッターで呟き、それを読んだ知人がマスコミの取材を受け紹介していました。このような微笑ましいやり取りはいいのですが、人との直接的なコミュニケーションを避け、社会生活をする上では仕方ないのでどこにも差し障らず他人に踏み込まれないバーチャルな自分を作り、限られた環境の中だけでしか人と関わりたくないという人にとってはソーシャルネットワークが唯一の人とのコミュニケーションとなり、時には無責任なはけ口となってしまうことがあるようです。ブログやそこへの書き込みなどでも、無責任な情報を流し何を言っても許されると勘違いしている人も増えています。とても便利な情報ツールであり、また真偽を確かめる手段を持ち得なければ、これ程危険なものはないというのがネット社会です。ネット虐めもその一つではないでしょうか。
あくまでも人間対人間が基本です。人と直接向き合ってのコミュニケーションでは、ちょっとした言葉の行き違いで相手を不愉快にしたり怒らせたり、また逆に思いの外喜ばせるなどという場合もあります。リアルコミュニケーションでは、自分の言動が相手にどういう影響を与えるかがその場で瞬時に感じ取れるという、人間を成長させる空間が作られるのです。
人と人が向き合い、ふれ合う。新しい出会いや本当の友人ができる。そんなコミュニケーションを一緒に楽しみませんか