vol.33 八王子北道院 道院長 丹木康太

2014/03/27

技を教えられるからではなく、人を育てられるのが指導者
八王子北道院 道院長 丹木康太

大導師・准範士六段、362期。1974年1月、東京都八王子市出身。98年、看護専門学校看護学科卒業。94年から看護師として病院に勤務。79年、アシュラム支部(現・八王子陵北道院、・片岡三郎道院長)に入門。01年に道院長交代し、現在に至る。

八王子北道院 道院長 丹木康太

aun_genki_vol18_02道院長になろうと思ったきっかけは?
私は年中組のときアシュラム支部(現・八王子北道院)に入門しました。小学3年生の時に師匠に憧れて道院長になろうと思ったことが記憶にあります。ただ、5歳から続けていますのでなぜ入門したのかなど記憶になく、道院長になろうと思ったきっかけもはっきり覚えていないです。また、修行というより親が言うから道場に通っているという感じで続けていました。真剣に取り組むようになったのは高校生になってからだと思います。高校生頃からは「丹木君は道院長になりなさい」といつも道院長に言われていました。
 

aun_genki_vol18_03道院での指導方針・方法の工夫を教えてください。
「技を教えられるから指導者ではなく、人を育てられるのが指導者」ということを常に意識して取り組んでいます。必ず「教え」を説いています。稽古の時間はまずは自分自身が楽しく充実した時間になれるよう取り組んでいます。するとみんな自然と笑顔になり、楽しい時間になります。
 

道院長になってからの感動エピソードをお聞かせください。
拳士が黒帯になるといつも嬉しく思います。私の父が66歳で私の道院に入門しました。その父が70歳で初段受験をし、合格した時は本当にうれしかったです。親から見れば子どもとの師弟関係になります。このような関係は他にはないと思います。また今は3世代で稽古に励んでおります。
 

aun_genki_vol18_04道院長として今後挑戦したいことや夢はありますか?

人のつながりをより広くし、社会のリーダーを一人でも多く育てたいです。

 

 

aun_genki_vol18_05最後に、将来道院長を目指す全国の拳士にエールをお願いします。
道院長になるというのは、目標を持ち、目標に向かって続けてさえいれば、誰でもできることだと思います。あなたもこの道布教に取り組んでみませんか。