vol.38 大阪伊吹道院 道院長 伊瀬道昭

2015/01/26

いつか必ずできる! 「信じて待つ」心で拳士を育む
大阪伊吹道院 道院長 伊瀬道昭

中導師・正範士、七段、223期。1962年9月、大阪府生まれ。84年、明治東洋医学院卒業後、総合病院リハビリ科を経て伊吹堂伊吹整骨院開業。67年、大阪伊吹道院(故・伊瀬一道院長)に入門。2006年、道院長交代により道院長に就任、現在に至る。

大阪伊吹道院 道院長 伊瀬道昭

aun_genki_vol23_02道院長になろうと思ったきっかけは?
先代道院長である父が倒れ入院した時、私は道場長でした。家族として病院に付き添わなければならなくなったとき門下生が、「道院長についてあげてください。道院は自分たちが続けて守っておきます」と言ってくれ、その言葉通り、一日も修練を休みにすることなく続けてくれました。その門下生の思いを受け、先代亡き後は自分がこの道院を継いでいこうと決意したのです。
 

 

 

 

 

 

aun_genki_vol23_03道院での指導方針・方法の工夫を教えてください。
道院は「家族」。悪いことは叱り、諭す、担任制を導入しています。一般拳士には少年部・学生部の担任を決め、学生部には主将・副主将を、少年部には班長・副班長といった役職をそれぞれに与えています。これは道院長が不在になっても代務ができるようにするためです。
 

 

aun_genki_vol23_04道院長になってよかったことは何ですか。
先代道院長の訃報を知り、駆けつけてきた休眠拳士が、そのまま復帰し、道院に戻ってきてくれたことです。また、少年拳士たちが嬉しそうに道院に向かって歩いてきた姿を見た時、道院を続けてよかったと思いました。
 

 

aun_genki_vol23_05道院長としてこれからの夢は何ですか?
少年部から入門して、現在は幹部になっている拳士がいます。その拳士の子どもが入門しつつある中で、その子どもたちが指導者となっていくことが夢です。
 

 

 

aun_genki_vol23_06最後に、将来道院長を目指す全国の拳士にエールをお願いします。
入門したての門下生は何も出来なくて当たり前です。「信じて待つ」という心で門下生を育ててください。いつかは必ず出来る!