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vol.42 老若男女、共に楽しむ少林寺拳法

2015/10/01

 現在、私は副道院長、妻が道場長として山形天童道院で修行しています。当初小学4年生の娘と帯広で入門し、約半年間修行後、転勤で山形に来ました。山形でもご縁があり現在に至っています。娘は休眠しましたが、直後に妻が入門。いつの間にか追いつかれてしまい、五段は二人で受験をしました。妻のパワーに圧倒されながらも本当の同志として、日々の修行を楽しんでいます。
 このように妻の影響も大きいのですが、今回は別の縁について述べてみたいと思います。一人目はS拳士です。70歳を過ぎてから入門され、81歳の現在も三段の現役拳士として元気に修行されています。組演武では私と合わせて140歳超。合計年齢で日本一を目指しています。
 もう一人は福岡の私の兄です。62歳で孫と一緒に入門し、今年5月に71歳で二段に合格しました。兄の入門のことを聞いたときは嬉うれしく思いました。山形との距離は遠いのですが、気持ちはとても近くなりました。昨年は天童に来てもらい一緒に修行することができました。この年になって兄弟で一緒に修行できるとは思っていませんでしたので感慨深いものがありました。
 少林寺拳法は年齢に関係なく修行できることを実感しています。生涯修行を楽しみ、生き生きとされているお二人を、私の人生の先輩としてよいお手本として見習っていかなければと思います。
(山形天童道院 吉田 和雄)