vol.43 渋谷南道院 道院長 小林修

2015/11/03

教え・技法を伝法する同志として、その体験と感動を味わいませんか
渋谷南道院 道院長 小林修

中導師・准範士、六段、500期。1973年7月、東京都出身。1990年、15歳で初野好道院長と出会い、千駄ヶ谷道院に入門。立正大学少林寺拳法部では、主将を務める。大学卒業後、25歳で株式会社シューテックを設立、代表取締役を務める。35歳の時に渋谷南道院を設立、現在に至る。2012年4月より東京都第9小教区小教区長を務める。

渋谷南道院 道院長 小林修

aun_genki_vol28_02道院長になろうと思ったきっかけは?
よい師匠に巡り会えたからです。初野好先生には拳技だけでなく、指導者としての在り方を教えていただきました。人として生きる道を説くのも指導者の役割と思い、その姿に憧れ、道院長になりました。また、武道専門学校を通してよい先生方に巡り会えたことも決意を固めるきっかけになりました。

 

aun_genki_vol28_03道院での指導方針・方法の工夫を教えてください。
「明るく、楽しく、全力で」をモットーに、「今日もやったぜ!!」という達成感を大切にしています。門下生一人ひとりが満足できるような修練内容を目指しています。人はいろいろなものを背負って生きています。良いときもあれば悪いときもあります。楽しい時はその喜びを分かち合い、辛い時は心の拠り所となればと思っています。そのためには、道院長が心も身体も元気でいなければ、門下生を幸せにすることができません。門下生と共に汗をかく、これが必要なことと感じています。いつまでも挑戦者でありたいと思っています。

aun_genki_vol28_04道院長になって出会った感動のエピソードを教えてください。
「縁」を大切にしています。よい門下生と出会ったことに感謝しています。門下生が私の原動力です。そのためには、人の心を惹き付ける道院環境をつくっていかなければなりません。与えるものがあれば、必ず気付かされることがあります。道院長と門下生はいつも同じ方向を見ています。

道院長として今後挑戦したいことや夢は何ですか?
門信徒の増加です。人は宝です。道院長一人ではできることが限られてしまいます。その第一歩を踏み出すために、道院長の背中を押してくれるのが門下生の存在と思います。夢を語り合える仲間を一人でも多くつくることができれば、その夢を実現することもできるのです。その仲間づくり、これが道院の最大の目標であり課題です。

aun_genki_vol28_05最後に、将来道院長を目指す全国の拳士にエールをお願いします。
道院長になると可能性が広がります。すばらしい教え・技法を一緒に伝法する同志として、すばらしい体験と感動を味わいませんか。5年後、10年後を語り合えるそのような仲間が必要なのです。